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【この記事のエキスパート】
お取り寄せ生活研究家:aiko*
お取り寄せ歴は20年以上。
料理研究家の母の影響で「食べる」楽しみや大切さを自然に学び、お取り寄せが生活の中に溶け込んだ環境で育ち、20歳過ぎから自分でもお取り寄せ生活を開始。毎日のようにお取り寄せを楽しむ日々。
自分が感じた「美味しい」、お取り寄せ生活の楽しさをひとりでも多くの友人たちに伝えたい、一緒に共有したい、という思いで、ブログ・雑誌・ラジオ・セミナーなどで活動中。
通販でお取り寄せできるカニの選び方とおすすめ商品をご紹介。大きな身がたっぷりつまった「タラバガニ」や、濃厚なカニ味噌を堪能できる「毛ガニ」、繊細な肉質で上品な甘みの「ズワイガニ」など、ラインナップも豊富です。間違いない選び方でおいしいカニを手に入れましょう。
通販でお取り寄せするカニの選び方
お取り寄せ生活研究家のaiko*さんへの取材をもとに、通販でお取り寄せするカニを選ぶときのポイントをご紹介します。
カニの種類から選ぶ
カニの3大品種といえば、「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」ですよね。それぞれの特徴をご紹介します。
ズワイガニ
味がよくて身もたくさん詰まっているズワイガニ。とくにカニ味噌は濃厚で、珍味として愛されています。日本海側に広く生息していて、11月の解禁日から3月までが水揚げされる時期です。水揚げされる場所により、松葉ガニ、越前ガニなど高級ブランド品として出まわります。
通販で購入できるズワイガニは身体の大きいオスです。小さいメスのセコガニは、食べる部分が少ないですが、内子や外子と呼ばれるおなかの部分がおいしく、オスとはちがった楽しみ方ができます。
タラバガニ
タラバガニは、とても大きい個体で食べごたえがあります。「タラバ」とは鱈(タラ)が獲れる場所という意味であり、タラの漁場に近い場所で見つかりやすいという特性もあります。
実はズワイガニよりもヤドカリに近いため、脚の本数は8本と、ズワイガニより2本少ない点が特徴です。脚の太さが大きいもので5cmもあるため、太い脚を1本食べるだけでもとても満足感があります。
毛蟹
かたい毛におおわれ、少し食べにくく小ぶりな毛ガニ。小さいですが旨みは詰まっていて、とくに濃厚なカニ味噌は大きな魅力です。身を食べた後はカラを鍋のだしとして使っても上品な味がでます。
おもに北海道と岩手県で水揚げされるカニですが、水揚げ時期が漁獲エリアによって大きく異なり、岩手や道南などは冬場、オホーツクになると夏に水揚げされます。
カニの旬な時期で選ぶ
せっかく食べるなら一番おいしい時期に獲れるカニを食べたいですね。カニに種類ごとに旬な時期がことなるので、見ておきましょう。
ズワイガニ(11月~3月ごろ)
タラバガニ(11月~4月ごろ)
毛ガニ(12月~2月ごろ)
毛ガニは、産地によって時期が大きく異なってきます。産地を問わなければ、年間を通じて旬な毛ガニを手に入れることができます。上記期間はあくまでも目安として考えるようにしましょう。
加熱処理の有無で選ぶ
生タイプは新鮮で旨味たっぷり
生きたカニをそのまま冷凍させたものは「生タイプ」とよばれます。鮮度が高いので、カニ本来の旨味や甘みを味わえます。
ハーフカットされたものや、殻をむいた状態のポーションタイプなどがあるので、料理や食べる人数に合わせてちょうどよいものを選べます。生タイプだからとはいえ、解凍してお刺身で食べるのは食中毒の危険性があるそうです。カニすき鍋や焼きガニ、雑炊に入れて食べるなど加熱処理するようにしましょう。
ボイルタイプはそのまま食べられる
ボイルタイプは、プロの職人によってすでに加熱処理された状態で冷凍されたもの。調理する必要がないので、届いてすぐ食べられる手軽さが魅力です。
また、ボイルタイプは「浜茹で」と「船茹で」に分かれます。「浜茹で」は、水揚げされたカニを港まで運んでから茹でたもの。一方、「船茹で」は水揚げした船の上で茹でたもの。船茹でのほうがより新鮮といわれています。
加工方法から選ぶ
獲れたてそのままの姿や食べやすいように加工されたものまで、自宅に届く形もさまざま。どのように食べるかにより最適な加工方法を選びましょう。
ポーション
食べやすいように殻をむいた状態のもの。届いてすぐに調理ができたり、食べられるのが魅力です。
【エキスパートのコメント】
いろいろなカニの種類、食べ方があって迷いますよね。でも、お鍋で食べるというのがもし決定しているのなら、殻を処理したポーションタイプがおすすめです。お鍋のカニをほぐすのにてこずっているうちにせっかくのほかの具材の食べるタイミングを逃してしまった、そんな経験がある方もいらっしゃると思います。
そんなときは殻を完全に外してあるタイプだとしゃぶしゃぶに便利。手も汚さず、ぱっと花が咲くように開く身は食べごたえがあります。
セクション(肩)
カニを甲羅からはずした状態のもの。身が殻に包まれているので、自分で殻をむく必要はありますが、新鮮なカニを味わうことができます。
ラウンド(姿)
姿(ラウンド)は、部位ごとに加工をしていないカニまるごとの状態。カニの身はもちろん内子や外子、カニ味噌まで味わえるのが魅力。ありとあらゆる食べ方ができて、食卓に並べたときも豪華で華やかです。
【エキスパートのコメント】
お正月や慶事といった特別な日には「姿」と呼ばれる甲羅も足もついたものがおすすめです。その見た目は豪華で、赤い色はお祝いの席にもぴったりです。
食卓を華やいだ雰囲気に盛り上げてくれるのはやっぱり「姿」。甲羅にぎっしり詰まった味噌は、身を絡めて食べたり、日本酒を注いだりしても、ちがった大人の楽しみ方ができるでしょう。
今では便利な蟹専用のハサミもありますが、どうしても食べづらい部分があれば翌日そのままお味噌汁にしてもうまみが出て格別なお椀になります。
食べる人数によりカニの重さを決める
カニをどれだけ買ったらいいのかの目安にするのがカニの重さです。カニの種類にもよりますが、800g~1㎏前後で大人2~3人前といったところでしょうか。もちろん、カニをメインに食べるのか、そのほかの料理もあるのかなどを考慮して、購入するカニの分量を決めていきましょう。
カニの名産地とブランドもチェック!
日本以外のカニの産地は、ロシア、カナダ、アラスカなどが有名で、通販でお取り寄せできるカニは、ロシア産が多いです。ロシアは、漁獲期間がなく1年を通して水揚げできる国。時期によってカニの状態が良くない場合もあります。一方でカナダやアラスカは、漁獲期間が決まっているので、旬なカニが味わえるでしょう。
日本におけるカニの産地は全国各所にあり、採れるカニの種類や旬の時期も異なります。また、同じ種類のカニでも、水揚げされる漁港によって食味が異なるので、各県でブランド名が付けられています。
ここでは、日本の代表的なカニの名産地をいくつかご紹介します。
北海道
「カニといえば北海道」とイメージしている人も多いのでは? 毛ガニや紅ズワイガニなどさまざまな種類のカニが獲れますが、とくに北海道産のカニはタラバガニが有名です。日本の市場で流通しているものの多くが、ロシア・アラスカ産のもの。禁漁区や禁漁期間が設けられているため、日本では北海道でしか水揚げされないためです。タラバガニは、4月~6月または11月~2月が旬の時期です。
また、北海道根室近郊で水揚げされ、タラバガニの仲間である「花咲ガニ」も知る人ぞ知る人気ブランド。ゆでると真っ赤に染まる甲羅が特徴。ミソや内子、外子も珍味として親しまれています。
鳥取県
実は、カニの水揚げ量・消費量ともに日本全国トップクラスなのが鳥取県。とくに「松葉ガニ」の名産地として有名ですが、松葉ガニはズワイガニのオスが成長したものを指します。11月上旬~3月の約5か月間のみ水揚げされます。松葉ガニのほか、若松葉ガニや紅ズワイガニの産地でも知られています。
福井県
北海道や鳥取と並んで、北陸のカニも身がしまっていておいしいですよね。福井県といえば「越前ガニ」が有名。こちらも松葉ガニ同様、オスのズワイガニの一種です。皇室に献上された歴史もあるほど、ズワイガニのなかでも甘みたっぷりでおいしいと評判の越前ガニ。12月~2月ごろが旬です。
迷ったらカニ専門店がおすすめ!
【エキスパートのコメント】
実際に目で見て選ぶことができないカニの通販。20年以上お取り寄せ生活をしてきた私のなかでも、果物と並ぶくらい「当たりはずれがある」のが残念ながらカニです。身の詰まり具合もカニの個体によって差があるし、前によかったからと今年頼んだら「あれ?」って思ったりもします。
解凍方法ひとつでもスカスカの味のないカニになったり、うま味たっぷりの濃いカニになったりもします。できるだけ失敗しないお店選びをしたいですよね。そんなときはカニの通販専門店がおすすめです。口コミも一緒にみて「どうやってたべるつもりか」を念頭にじっくり検討してお取り寄せしてみてください。