プラネットは2月25日、「財布」に関する意識調査の結果を発表した。調査は1月18日~21日、20代〜70代以上の男女4,000名(男女各2,000名)を対象にインターネットで行われた。
外出時に持ち歩く財布の数を聞いたところ、「1つ」が80.1%、「複数個」が17.4%と、合わせて97.5%の人が財布を持って外出していることが明らかに。“キャッシュレス決済がメイン”の人でも「財布は持たない」は3.2%にとどまった。
財布を複数個持ち歩く理由を聞くと、「紙幣と小銭を分けたいから」が圧倒的に多く、特に男性は88.0%と女性(56.1%)より31.9ポイントも高値に。「用途別にお金を分けたい」(男性11.2%、女性37.4%)では逆に女性が26.2ポイント上回り、3位は「お金とカードを分けたいから」(同17.8%、22.1%)で男女差はあまり見られなかった。
続いて、メインで使用している財布の素材を聞いたところ、「合成皮革」が最も多く43.5%。次いで「天然皮革」(42.2%)が僅差で続き、合計で85.7%が皮革系という結果に。財布の形については、「長財布」(50.0%)と「2つ折り」(40.4%)がツートップとなり、男女別では、男性56.6%が「2つ折り」、女性65.2%が「長財布」。財布の色については、「黒系」(40.7%)と「茶系」(23.3%)に人気が集中。男性は無難な色に集中する傾向にあり、片や女性は「ピンク」や「青系」などさまざまな色を楽しんでいることが伺えた。
そこで、「財布を購入する際にこだわる点」を教えてもらったところ、49.8%が「お金の出し入れのしやすさ」と回答。次いで「デザイン」(40.9%)、「長く使える」(38.6%)、「色」(37.8%)と続いた。キャッシュレス決済の浸透を受けてか、「紙幣の収納力」「小銭の収納力」はともに2割以下となった一方で、「クレジットカードの収納力」「クレジットカード以外のカードの収納力」がともに36%台にのぼるなど、お金よりカードの収納力を重視して財布を選ぶ傾向が見てとれた。
次に、財布にかける予算の上限を聞いたところ、最多は「5,000円未満」で26.2%。これに「5,000円~1万円未満」(20.1%が)続き、半数近くの人が「1万円未満」を上限と回答。「5万円以上」(「5万円~10万円未満」+「10万円以上」)と回答した人は1割超となり、特に女性30代では21.6%と高く、“自分へのご褒美”でハイブランドの財布を買う女性が多いことが伺えた。
月間のお小遣い額別に見てみると、お小遣い額が「5,000円未満」の人は「5,000円未満」(47.5%)が、お小遣い額が「〜4万円未満」の人は「1万円台」(21.5%)が、「〜10万円未満」の人は「5万円〜10万円未満」(20.4%)がそれぞれ最多となり、お小遣いの金額が大きいほどに財布の予算額も多い傾向に。しかしながら、お小遣い額が「10万円以上」の人では、「1万~4万円台」が35.7%、「5万円以上」が34.8%と、差が見られないことも明らかとなった。