日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’22』(毎週日曜24:55~)では、母親を思う1人の女性の成長の物語『鳥になったママへ 絵本で伝える想いと願い』(西日本放送制作)を、27日に放送する。
大好きな母親を卵巣がんで亡くし、悲しみから立ち直れずにいた7歳の華実ちゃん。すると、1羽のスズメが現れて悲しみを癒やしてくれた。「ママは、鳥になったのかもしれない」――スズメはしばらくの間、華実ちゃんのそばで過ごし、飛び立っていった。
寂しさを抱えながらも、父や祖父母に支えられ成長してきた華実さん。今年迎えた20歳の誕生日に、思いがけない贈り物が届いた。亡き母親からの手紙だ。どんな言葉がつづられていたのか、そしていつ何のために書いたのか。
母親を亡くした後、多くの人に支えられてきた華実さんは、がん検診を呼びかける活動を行うとともに、その感謝を今、届けたいと考えている。親子が一緒に過ごせる居場所、親子が触れ合えるかけがえのない時間を作りたい…。
華実さんは、7歳で母親を亡くしたときに書いた絵と文に手を加え、20歳になった今、再び絵本『鳥になったママ』を発表する。「ママがいないからこそ、他の人がくれた愛情をより感じられるのかな。いつも見ていてくれたママ、ありがとう」と語っている。