NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』11代目体操のお兄さんとして絶大な人気を博した“よしお兄さん”こと小林よしひさが、「全日本エアロビクスコンテスト」男子シングル部門で優勝した。26日放送のTBS系バラエティ番組『炎の体育会TVSP』(19:00~21:00 ※関東地区は18:51~21:00)で、大会までの180日間に密着した模様が放送された。

  • “よしお兄さん”こと小林よしひさ

昨年10月、オードリー・春日俊彰とフワちゃん率いる「炎の体育会TVエアロビ部」に新メンバーとして加入したよしお兄さん。公式戦デビューに向けて、これまで世界チャンピオンを100人以上育てた名将・パウロコーチ指導のもと様々な練習を重ねてきた。「よしお兄さんは絶対チャンピオンになれる素質を持っています」と、パウロコーチからポテンシャルを絶賛され、エアロビ部の先輩である春日やフワちゃんが苦労してきた開脚ジャンプを練習初日で美しく決めてみせるなど、練習開始早々から活躍が期待されていた。

よしお兄さんがエアロビで全国大会を目指したのにはある特別な想いがあった。「体操のお兄さん時代はまだ娘が幼くて、彼女の記憶に全く残っていない。パパが舞台で輝いてる現役のかっこいい姿を娘に見せてあげたい」そんな熱い想いを胸に大会出場を決意したのだ。そしてなんの運命か、全国大会に出場した日は娘さんの誕生日。「娘の誕生日に全国大会で優勝して金色のメダルをプレゼントしたい! 今まで日本一というものを獲得したことがないので、絶対に取りたいです!」と初の公式戦に臨んだ。

演技する1分25秒の曲はパウロコーチが制作。「よしお兄さんとあっそぼう~!」と体操のお兄さん時代の名フレーズの出だしでスタート。ストラドルジャンプやヘリコプターtoウェンソンの大技も見事に決め、観客を魅了する熱い演技を披露すると、会場から大きな拍手が起こった。そして、初出場にも関わらず金メダル獲得の快挙を達成した。

エアロビ歴6カ月で日本一になったよしお兄さんは、金メダルを娘にプレゼント。「この色のメダルを渡せることができて、私にとっても、娘にとっても、いい思い出です」と、目に涙を浮かべながら喜びを語った。

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