女優の田辺桃子が、3月27日に放送されるTBS系ドラマ『就活タイムカプセル』(14:00~14:54 ※一部地域を除く)に出演することが26日、発表された。
本作は、連戦連敗の就職活動中の主人公が掘り起こしたタイムカプセルに時空を超える力が宿り、10年後の未来の自分と文通ができるようになる就活ヒューマンストーリー。主人公の朝井拓真(あさい・たくま)を、TBSドラマ初主演の佐野勇斗が演じる。
このたび、佐野が演じる拓真の彼女・新谷理紗(しんたに・りさ)役に田辺桃子が決定した。田辺は演じる役によって雰囲気が変わり、演技の振り幅がすごすぎると注目されている若手女優で、昨年4月期放送の金曜ドラマ『リコカツ』での好演も記憶に新しい。
本作で演じる理紗は、拓真と幼馴染で、両親が共働きだった子ども時代には、拓真が実家のレストランへ招いてオムライスを作ってくれたり、将来の夢を誓い合ったりと、誰よりも近くで拓真を見てきた。拓真とは対照的に就活は順調で内定も決まっているが「本当にそれが自分のやりたいことなのだろうか」と一人思い悩んでいる。学生から社会人へと人生の岐路に立った時の本音と建前、恋人との間で揺れ動く等身大の女性の心の機微を田辺がどのように演じるのか。
本作をプロデュースするのは、TBS入社3年目の戸島俊季氏。そして、脚本を担当するのは、Netflixでブームを生んだ『全裸監督』の脚本家・山田能龍氏。配信ドラマで数々の話題作を作り出してきた山田氏だが、TBSのドラマ脚本を担当するのは今回が初めて。TBSドラマ「初主演×初プロデュース×初脚本」の新進のチームで届ける。
■田辺桃子
素晴らしいスタッフの皆さん・キャストの皆さんに支えてもらいながら駆け抜けた濃厚な日々でした。私自身、就活を経験したことがないので台本から伝わる苦悩や葛藤をどう表現していくかが私にとっての挑戦でした。
就活生の繊細な現状や体感温度が、1時間という放送時間の中で目一杯描かれています。誰もがぶつかる「自分は何をしたいのか」に、もがきながらも正面から向き合い、大切なものを貫いていく姿が輝いていて。いくつもの感情があったから今の拓真たちの眩さとなっているんだなと現場で感じていました。
私が演じた「新谷理紗」は、まさしく太陽のような人です。前向きで芯が強くて、拓真を心から想う一番の応援者だと思います。演じる中で、理紗の無償の愛や太陽のような心の温かさと何度も出会い、そんな素晴らしい人を彼女に持つ拓真が羨ましくもなりました(笑)。
私を介して視聴者の皆様にも彼女の魂を届けられたらうれしいです。佐野さんと丁寧に作り上げた空気感も楽しんでもらえたらなと思います。
■戸島俊季プロデューサー
田辺さん演じる理紗は、主人公・拓真と幼馴染で、ずっと一番近くで拓真のことを見てきた彼女です。
どんな役も変幻自在に演じる田辺さんだからこそ、社会人生活を目前にして、将来に迷い葛藤している等身大の大学生を細やかに表現してくださると思い、オファーさせていただきました。稽古期間中から役を心から愛し、大切に育ててくださっているのを感じておりました。
理紗と拓真は、“二人の将来”を現実として考え始めている関係です。しかしタイムカプセルを掘り起こしたことをきっかけに、二人の関係性は次第に変化していくこととなります。それぞれが“人生”と向き合い、ぶつかり、葛藤した末に、どのような道を選択するのか、是非最後まで見守っていただけますと幸いです。
『就活タイムカプセル』是非、ご期待ください!
(C)TBS