総務省は2月25日、2022年2月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数(CPI、2020年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数は前年同月比0.5%上昇の100.4となった。上昇は6カ月連続。前月比(季節調整値)では0.3%上昇した。
光熱・水道は約41年ぶりの上昇幅
総合指数は100.7で、前年同月比では1.0%上昇、前月比では0.5%上昇。生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は99.6で、前年同月比では0.6%下落、前月比では0.1%上昇した。
10大費目指数をみると、光熱・水道は前年同月比18.2%上昇の110.7と、1981年3月(31.8%上昇)以来、約41年ぶりの上昇幅を記録。食料は同2.8%上昇の102.4で、このうち生鮮食品は同12.2%上昇の110.0、生鮮食品を除く食料は同1.2%上昇の101.0。住居は同0.4%上昇の100.9、被服及び履物は同1.5%上昇の99.7、教育は同1.4%上昇の101.0、教養娯楽は同1.5%上昇の102.3、諸雑費は同0.8%上昇の101.6となった。
一方、家具・家事用品は同0.5%下落の101.6、保健医療は同0.8%下落の99.2、交通・通信は同10.4%下落の89.6となった。
品目別にみると、食料では、たまねぎが同59.8%上昇、まぐろが同25.9%上昇、いちごが同19.4%上昇、すし(弁当)が同8.0%上昇などとなった。
この他、電気代は同24.0%上昇、ガス代は同26.0%上昇、ガソリンは同21.0%上昇した。