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【この記事のエキスパート】
整理収納アドバイザー:鈴木 久美子

整理収納アドバイザー:鈴木 久美子

整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級、住宅収納スペシャリスト、色彩検定2級。

個人宅の整理収納サポート(お片付け)を中心に、整理収納に関するセミナー講師、Web記事も多数執筆中。「暮らしを整え、人生を豊かにする」Classy Life代表。雑誌のレポーターとしても活動し、生活を楽しくする情報を発信。

子どもがいても、狭いマンションでも、スッキリと美しい暮らしを目指しています。


ワンルームや1Kといった一人暮らしの部屋ではベッド選びは難題です。「配置を考えるとシングルサイズ」と思う方も多いかもしれません。本記事では、一人暮らし向けベッドの選び方とおすすめ商品をご紹介。通販サイトの最新人気ランキングのリンクもあります。

一人暮らし用ベッドの選び方

それでは、一人暮らし用ベッドの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。

【1】ベッドの種類
【2】サイズ
【3】マットレスの種類

上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】ベッドの種類をチェック

ベッドには、折り畳み式やロフト式などさまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるので、自分のライフスタイルや住んでいる部屋の広さに合うものにしましょう。

▼ベッド下を有効活用できる「ロフト式」

出典:Amazon

ワンルームや1Kのように、室内のスペースが限られている場合には、「ロフト式」を選ぶといいでしょう。

ロフトタイプのベッド下は高さもあるため、収納スペースとして活用する以外にも、ソファなどを置いてプライベートな空間を演出することも可能です。限られた室内で個性を主張したいときなどにも、ロフト式のベッドを選んでみてください。

▼狭い部屋でも使える「折りたたみ式」

出典:Amazon

使わないときはベッドを片づけて、少しでも室内スペースを広く使いたいなら、「折りたたみ式」のベッドが適しています。

折りたたみタイプのベッドは、固定タイプのベッドよりも価格がリーズナブルなものも多いので、ベッドにあまりコストをかけたくないという方にもピッタリです。移動もかんたんなので模様替えもらくにできます。

▼収納スペースにもなる「引き出し付き」

【エキスパートのコメント】

限られたスペースのなかで、ベッドは大きな面積を占めます。一人暮らしでは、収納スペースが充分にないことも多いので、ベッドに収納スペースがあると収納力がかなりアップします。

収納はベッド下に引き出しが付いているものや、マットレスの下に大きな収納スペースがあるものなどがあります。枕元のヘッド部分に小さな棚などがあるものも多く、スマートフォンや読みかけの本などを置けて便利です。

収納が付いていないものでも、ベッドの脚部分に高さがあると、収納ケースなどを入れて活用することもできます。

▼ソファにもなる「ソファベッド」

限られた室内スペースにベッドもソファも置きたいという方には、「ソファベッド」がピッタリです。

ソファとして使うときには簡易的なタイプでもいいのか、座り心地や広さも重視したいのかなども考慮して選ぶと、好みの室内を再現できるでしょう。後悔しないためにも、ソファ状態とベッド状態の両方を確認してから選ぶようにしてください。

▼プライベートスペースにもなる「机・宮棚つき」

充実したプライベートスペースを実現させたいなら、机や宮棚などがついているタイプの多機能ベッドが適しています。

ベッド1台でさまざまな用途に使えるので、ほかにそろえる家具が少なくて済むのもメリットです。一人暮らしにはいろいろと出費も多く、家具にかけるコストを抑えたいという方にも、机や宮棚つきのベッドが向いています。

▼工夫次第でいろいろ使える「脚つきマットレス」

マットレスとベッドが一体になっているタイプが「脚つきマットレス」です。ベッドのほかにマットレスを購入する必要がないため、費用を安く抑えられます。

サイズの展開も多いので室内に合ったものを選べるでしょう。すっきりとしてシンプルなデザインなので、工夫次第で用途は多彩。クッションと合わせれば、ソファベッドのようにも使えます。

(★)ポイント:ライフスタイルを考慮して選ぼう

【エキスパートのコメント】

ベッドの種類には、ベッドフレームがマットレスと別になっているタイプや、マットレスに直接脚が付いた脚付きマットレス、折りたたみベッド、高さがありスペースを有効利用できるロフトベッドなどさまざまな種類があります。

それぞれのベッドの種類によってデザインや機能性も異なってくるので、ライフスタイルやお部屋の広さなどを考慮し、自分にとってどんなベッドが理想なのか
を考えてみましょう。

たとえば6畳のワンルームなどで収納が少ない場合は、収納付きベッドやロフトベッド、寝心地にこだわる方は、フレームとマットレスが別々に選べ、好みのマットレスを選べるものもおすすめです。

【2】サイズをチェック

ベッド選びで重要になるのがサイズ選びになるので、自身の肩幅+30㎝を目安にしてベッドの幅を決めましょう。なぜかというと、人は寝ている間に寝返りを何度もするので、幅にある程度の余裕があった方がいいからです。

なお、部屋が広く余裕がある、広いスペースで寝たいならセミダブルなどを検討しましょう。

▼一般的なのはシングルサイズ

シングルサイズのベッドは、メーカーやモデルで若干の違いがあるものの、本体サイズがだいたい幅95~100×長さ195㎝となっており、大人一人が使うのにちょうどいいサイズです。

なお、このサイズだとワンルームの空間を有効活用でき、本棚やテレビ台、ソファなどを置くことができるかもしれません。

▼大柄、スペースに余裕があるならセミダブルもあり

部屋が広ければ、背の高さや体格に応じてセミダブルやダブルも選択肢になります。セミダブルは幅120×長さ195㎝、ダブルは幅140×長さ195㎝になります。

広いベッドにしたものの他に何も置けない、なんてことがないよう、事前に部屋の広さと何を置くかを決めておきましょう。

【3】マットレスの種類をチェック

出典:Amazon

マットレスは、ばねを利用したコイルマットレス、ウレタンなどを使用してばねを利用しないノンコイルマットレスの2種類に分類できます。

寝心地に影響大なので、それぞれの特徴を把握して自分に合うほうを選んでください。

▼寝心地を重視するならコイル(スプリング)マットレス

コイルマットレスは、ノンコイルマットレスよりも長持ちしやすいといわれ、コイルスプリングに詰め物が入ったスタンダードなマットレスになります。

なお、コイルマットレスも安定感があり面で身体を支えてくれるボンネイルコイル、フィット性があり身体を点で支えるポケットコイルに分類できます。

▼扱いやすさを重視するならノンコイル(ノンスプリング)マットレス

コイルスプリングを使っているのがノンコイルマットレスで、低反発・高反発マットレスなどが分類されます。

コイルマットレスと比較して軽いので、上と下の面を定期的に変更するローテーションがしやすくなっています。また、厚みが少なくコンパクトに三つ折り可能なのがあるのもうれしいですね。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)