WOWOWドラマ『連続ドラマW 正体』(3月12日放送・配信開始 毎週土曜22:00~。全4話/第1話は無料放送)の完成報告会見が25日に都内で行われ、KAT-TUNの亀梨和也、黒木瞳、市原隼人、貫地谷しほりが登壇した。
染井為人氏の同名小説を、『事故物件 怖い間取り』でも亀梨とタッグを組んだ中田秀夫監督が実写ドラマ化。ある夫婦の殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑を宣告された鏑木慶一(亀梨)が移送中に脱獄。逃走しながらも潜伏先で出会う人々をさまざまな窮地から救っていくサスペンスエンターテインメントとなっている。
亀梨は黒木との関係を「デビュー前のコンサートや、番組のゲストにも来ていただいて、昔から見てくださっていた」と説明し、役者としての姿に「台本に書かれていない台詞のご提案をされていたり、アドバイスをくださったり。特に現場での佇まい、空気、存在感に圧倒されました。お勉強させていただきました」と刺激を受けたことを話した。
一方黒木は「亀梨くんすごいなと思ったのは、正体を隠さなきゃいけない役だから『現場でも自分がどこにいるか分からないほどオーラを消す』という言葉。すごい心持ちでやってらっしゃるんだなと思ったのですが、オーラは消せないんです。だって素敵だから!」と隠しきれていなかった亀梨のオーラを振り返る。さらに「現場を和やかにまとめているのを見て、僭越ながら『大人になられたな』と母親のような気持ちで見ておりました」としみじみと語り、「あのときもかわいかったけど、今もかわいいです」と魅力を熱弁。亀梨は自分の頬を撫で「昨日の夜、パックしてくれば良かったですね」と照れ笑いを浮かべた。
最後に黒木は作品の見どころについて「亀梨くん扮する鏑木は、4話とも違うんです。貫地谷さんが演じた沙耶香ちゃんたちが鏑木に惚れてしまうんですけど、完成した映像を拝見しましたら、いち視聴者になって『惚れちまうやろ』と思いました。私が『惚れちまう』役じゃなかったのは残念なんですけど、視聴者の皆さんは亀ちゃんに惚れちまってください」とアピールした。