俳優の葉山奨之と飯島寛騎が、カンテレのスペシャルドラマ『僕もアイツも新郎です。』(3月13日24:30~)でW主演を務める。
このドラマは、葉山演じる小学校教師の瀬戸亮介と飯島演じるレモン農家の相川瑞樹の男性2人による結婚式当日の様子をオリジナル脚本で描くもの。亮介と瑞樹は、美しい瀬戸内海を臨む、とある結婚式場で結婚式を挙げようとしていたが、式の直前、亮介が結婚相手が男性であることを両親や親せき、友人・知人に伝えていなかったことが発覚。挙式入場で息子の結婚相手が男であるとついに知ることとなった亮介の父親は大激怒し、式は大荒れ。披露宴でも、両家の父親同士の大ゲンカ、幼なじみは衝撃の事実に大ショック、さらに、瑞樹の“元カレ”の登場……とハプニングが続出してしまう。
撮影はオール広島ロケで実施。今年のアカデミー賞作品賞ほか4部門の候補となっている映画『ドライブ・マイ・カー』の撮影も行われた、グランドプリンスホテル広島の全面協力で行われ、美しい景色も見どころとなっている。
コメントは、以下の通り。
■葉山奨之
1時間のドラマで描くには難しい題材だと思いましたが、とても面白い作品になっています。僕が演じる亮介は、愛すべきキャラクターで、同性愛者だとカミングアウトできない悩みの大きさがしっかり伝わるよう、ワンシーンごと丁寧に演じています。瑞樹とは友達ではなくパートナーに見える距離感を意識していますが、撮影初日に飯島くんとちょうどいい距離感を見つけられました。
「え?どうなるの?」というスタートから、二人がどんどん成長していく姿が見どころです。広島の風景もとてもキレイですし、初めて着たタキシード姿にも注目してみてください。日本でこういうテーマの作品がもっと増えるとうれしいですね。
■飯島寛騎
BL(ボーイズラブ)でも“結婚式”ということで、とても新しい作品だと思います。瑞樹は、“好き”をまっすぐに生きている男性です。亮介よりも年下ですが、引っ張っていくような力強さを持ったキャラクターです。撮影が始まるまでは、「葉山さんは亮介をどう演じるんだろう?」と構えていたのですが、すぐにお互いの感覚がフィットし、たくさん話しながら撮影させていただきました。
恋愛の一つの形として、二人を取り巻く家族や友人達の様子がハートフルに描かれた親しみやすい作品に仕上がっていると思います。BL作品は初めてですが、演じてみてすごく楽しかったので、そんな飯島にも注目してもらえるとうれしいです。