アドビは、デザインアプリ「Adobe Creative Cloud Express」(旧Adobe Spark)の「PDFのクイックアクション操作」に関する3つの新機能について、公式ブログで発表した。
Adobe Creative Cloud Expressは、多数のテンプレートを取りそろえ、非デザイン職の人々が手軽に目的のアートワークを作成できるWebアプリ。クイックアクションは、アプリを開いてすぐにアクセスできる機能群。発表当初、PDFに関するクイックアクションは「各種文書をPDFに変換」、「PDFから各種文書に変換」の2つだった。
ブログでは、新たに加わったPDFのクイックアクションとして、「テキストと画像を編集」、「複数のファイルをひとつのPDFに結合」、「ページを整理」の3つの機能を紹介している。
「テキストと画像を編集」は、Creative Cloud Express上で既存のPDF内のテキストを追加または変更したり、画像を回転またはサイズ変更したりして編集できる。PDFの一部に変更が必要となった場合に便利な機能だ。
「複数のファイルをひとつのPDFに結合」は、さまざまな形式、異なるソフトで作成されたファイルを、ひとつのPDFにまとめるられる機能。例えば、PNG画像、Excelファイル、複数のWord文書といったファイルをアップロードして、ひとつのPDFに統合できる。事前のファイル形式変換は不要で、Adobe Creative Cloud Expressのホームタブからクイックアクションを使うだけで完了する。
「ページを整理」は、複数のファイルをアップロードし、ページのサムネイルをドラッグ&ドロップして必要な順番に並べ替えたのち、ひとつのPDFとして文書をダウンロードできる機能。ページの削除、挿入、回転にも対応する。すべてのページではなく、一部のページだけを抽出して新しいPDFを作成することも可能だ。
なお、Adobe Creative Cloud Expressユーザーは、週に1回無料でPDFのクイックアクションによるダウンロードが行える。Adobe Creative Cloud ExpressプレミアムプランまたはAdobe Creative Cloud Expressのプレミアム機能が含まれるプランを購入したユーザーは、Adobe Creative Cloud ExpressのWebアプリ内からPDFのクイックアクションによるダウンロードを無制限に利用できる。