俳優の尾上松也と女優の松本若菜が、フジテレビ系ドラマ『やんごとなき一族』(4月スタート、毎週木曜22:00~)に出演することが24日、明らかになった。

  • 尾上松也(左)と松本若菜

庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(土屋太鳳)が、理不尽な家のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻ろうされながら、夫・深山健太(松下洸平)とともに奮闘していく同ドラマ。物語の舞台である深山家の長男・深山明人を尾上が、明人の妻である深山美保子を松本が演じる。

明人は、佐都にとって義理の兄にあたる人物。引っ込み思案な性格で、父・圭一の決めたことには逆らえず目立つことを嫌っている。深山家当主である父・圭一が経営する不動産会社で働き、次期社長候補と言われるも、その出世欲のなさと気の弱さが災いし、圭一からは冷ややかな目で見られている。そしてそのことが原因で、妻の美保子からも反感を買い、叱責されることもしばしば。

そんな中、弟の健太が深山家に戻ってきたことがきっかけで、自身の跡取りとしての立場はさらに危ういものになっていく。佐都・健太夫妻が深山家を変えようとしていることを内心うらやむ一方で、気を強く持てない自分に対して嫌気がさしているが、圭一の策略によって図らずも兄弟間での後継者争いに巻き込まれたことで、運命が大きく変わっていくことに…。

美保子は、老舗和菓子店の娘で、長男の妻として深山家に尽くしてきた人物。深山家の理不尽なしきたりに対しても理解があり、親族からの評価も高い。夫の明人を深山家の跡取りにすることで自分の地位を高めようともくろむ一方、誰にも言えないある大きな秘密を抱えている。庶民の家庭から嫁いできて、次期女主人の立場になった佐都のことを目の敵にしており、義父・圭一の策略とともに佐都を深山家から追い出そうとするが…。

コメントは、以下の通り。

■尾上松也
「出演が決まりとてもうれしかったです。頂いた台本を読んでみて、すぐに物語に巻き込まれて、次の展開が楽しみになりました。今回演じる明人はいい人ですが、演技ではいい人なのかわからないという感じを出したいです。久しぶりの木曜劇場に一癖添えられるように務めますので、ぜひぜひ毎週欠かさずご覧ください!」

■松本若菜
「オファーをいただいた時はとてもうれしかったです。何度かご一緒させていただいた監督やスタッフ、出演者の方々のお名前をお聞きし、さらに撮影が楽しみになりました。やんごとなき生活を送っている人々が、同じ日本のどこかに紛れもなくいらっしゃるのだなと、未知の世界の物語を読んでいるようでした。なかなか実感は湧きませんでしたが、このような世界をもっと知らなければと思いました。美保子は長男の妻として自分の立ち位置をなんとしても死守するため、佐都へ執拗(しつよう)なライバル心を燃やします。皆さまのご期待も背負いながら、私の思う美保子を私なりに表現できればと思います。『やんごとなき一族』の世界観に浸っていただけるよう精いっぱい撮影に励みますので、ご覧いただけましたら幸いです」

■プロデュース・宋ハナ氏
「“やんごとない”深山家に渦巻く強烈な人間模様がこの作品の大きな魅力の一つですので、その中心にいる明人・美保子を、数々の作品でその実力を評価されてきた尾上さん・松本さんに演じていただけることが決まり、とてもゾクゾクしています!尾上さんに演じていただける明人は、深山家の長男として生まれた時から帝王学を修め、背負うものが大きかった分、押しつぶされそうになりながらも跡取りとして踏ん張ってきたところ、佐都と健太の深山邸入りを機に、穏やかだった心が動き始めます。尾上さんのあふれる気品、そして瞳の奥に秘めた力が明人にどのような彩りを与えてくださるのか楽しみです。そして、松本さんに演じていただける美保子は、次期女主人として深山家を支え、尽くしてきたからこそ、佐都の登場によってその座を奪われそうになり、心の中の何かが切れてしまいます。佐都と美保子のシーンが皆様にどのように受け入れられるかわくわくしています。新たな松本さんの魅力を存分に味わっていただきたいと思っております。お二人が演じる明人・美保子夫妻の凛としながらも、心の中に秘めたものをぜひオンエアでお確かめください!」