2022年になってから値上げラッシュが続いています。もうすでに値上げされているものもありますが、今後値上がりが決まっているものもたくさんあります。生活に必要なものが値上がりするのは辛いところもありますが、早めに知っておくことで対策ができることもあるでしょう。今回は3月に値上がりする商品やサービスを紹介します。
■2022年3月に値上がりする商品
3月も値上がりが決まっている商品の中で、食品関係が多く占めています。
食品が値上がりする原因は、原料となる物の値上がりが大きいことがあげられます。 例えば、アメリカの天候不順や中国の需要拡大などで、大豆菜や種、パーム油の原料価格が高騰し、食用油や小麦粉が値上がりしています。また、原油価格高騰で包材費や燃料費なども高止まりしていることも原因です。
現在3月から値上げを発表している会社と商品を紹介します。
<マルハニチロ>
サバやイワシ、サンマなどの缶詰、瓶詰の参考小売価格が約3~15%値上げされます。 贈答用のカニの缶詰は約2倍に引き上げられます。魚肉ソーセージなどのすり身商品は、出荷価格を約5~11%値上げされます。その他、一部商品は容量を減らすことで価格は据え置かれます。
<大塚製薬>
ミネラルウオーター「クリスタルガイザー」が値上げされます。500mlが108円から119円に、700mlがやはり108円だったのが130円に引き上げられます。
<ミスタードーナツ>
ダスキンが運営するミスタードーナツも一部の商品の価格が改定されます。ドーナツ、パイ、マフィンの合計33品目で、対象商品を含むセット価格も改定されます。
33品目中、「ポン・デ・リング」「エンゼルフレンチ」など30品目は一律10円の値上げとなります。
■2022年3月に値上がりするサービス
値上げは食品だけでなく、公共料金も予定されています。 電気代やガス代の値上げは、火力発電に使うLNG・液化天然ガスなど燃料の輸入価格上昇が続いていることで、燃料費調整額が値上げされているためです。
<電気代>
電力会社9社が3月からの値上げを発表し、標準家庭の場合で東京電力が283円、中部電力が292円、関西電力が55円上昇することになります。
<ガス代>
またガス代も値上げが予定されています。東京ガスなど大手都市ガス4社が、3月に168円~229円値上がりすることになります。
■相次ぐ値上げ、自分でできる対策は?
このように、3月も値上げのために、家計費を直撃することが予想されます。そこで、自分でできる対策があれば積極的にやっていきたいですね。
例えば食品の場合、同じような商品内容であれば、メーカーにこだわらないということも一つの方法です。例えば、スーパーのプライベートブランドの物にする、他社のメーカーで安い方を購入するということも視野にいれてみてください。業務スーパーなどを利用するというのも、安く購入する方法です。
また、一つ一つの値段を気にするのではなく、買い物に行く回数を減らす、ネットスーパーを利用して必要なものだけを購入するなど、食費全体を見直してみるのもおすすめです。
3月といっても、まだまだ寒い日があると思います。電気代やガス代を節約したいという気持ちから、暖房を入れずに生活して体調を崩すのは避けたいですね。現在は電力会社やガス会社を自由に選べるので、この機会に比較サイトなどを利用してシミュレーションをしてみるのもいいでしょう。
支払いにクレジットカードやキャッシュレス決済を利用してポイントを貯めるのも手です。賢い買い物と支払方法で値上げラッシュを乗り切っていきましょう。