贅沢やムダ遣いをした覚えもないのに、気付けば手元にお金がない……そんなことはありませんか? お金が消える理由は意外にも身近なところにあります。気付かないうちに消えてしまうお金5選を紹介します。
1. 習慣的に買ってしまう物がある
コンビニや100円ショップ、コーヒーショップなどに疑うことなく習慣的に行ってはいませんか? 1回あたり500円程度の買い物でも積もると大きな出費になります。
少額の買い物でも、レシートは必ずもらって、1日の終わりにレシートを見ながらその日のお金の使い方をふり返ってみましょう。また、1回あたり、1日あたりの出費だけではなく、月額、年額で計算すると、金額の大きさに気が付くでしょう。
2. お得なワードにつられてしまう
半額シールやよりどり3点、業務用、お徳用、あと○円で送料無料など、お得なワードに弱いと、必要以上に買ってしまうことも。
もちろん、同じ半額でも必要なものや、その日のうちに消費できるのであれば問題ありません。問題なのは、もともと買う予定のなかったものを半額だから、お得だからと言って買うとムダにしてしまいがち。
部屋の収納に日用品や冷蔵庫内に食材が詰まっている場合は、その傾向があるので、適正な在庫を見極めつつ、ローリングストックを心掛けましょう。
3. 「ついで買い」「かも知れない買い」
買い忘れた食材を買うつもりで行ったお店で、ついでに買い物をして会計はいつもの買い物と変わらない金額だった。子どもや孫など家族が食べるかもしれないと、冷凍食品やお菓子、ジュースなどの買い置きを増やしていませんか。
し好品は消えものの代表的なもので、気付いたらお金が消えてしまう典型的な出費です。菓子パンをおにぎりにするなど、あるもので済ます方法も考えてみましょう。
また、買い物へ行くときは、買うものリストを作っておき、必要なものからカゴに入れて買い忘れを減らす工夫をしましょう。
また、昨今の値上がりが続く状況下で、日用品や調味料などを買い溜めするのも要注意です。ストックが増えるほど、使い方が雑になりかえってムダになってしまう恐れがあります。
4. 月、年会費の引き落とし
スポーツクラブや習い事、サブスクリプション、有料会員サービス、初年度だけは無料だったクレジットカードの年会費など、入会した当時は利用していたけれど、生活の変化などで最近はあまり使っていないのに、お金だけ払い続けているサービスなどはありませんか。
このような出費も気付けばお金が消えていく原因になります。クレジットカードや銀行の利用履歴をチェックして、利用していないものは解約や退会をしましょう。
5. キャッシュレス決済で使った感覚が鈍っている
習慣的な買い物などの支払いは、クレジットカードやオートチャージの電子マネーといったキャッシュレス決済で、家計管理をせずになんとなく買い物をしているのであれば、お金がいつの間にか消えていても仕方のないことでしょう。
現金派の人も、1万円が1,000円札に崩れると、なし崩し的にお金を使っていると同様のことが起こり得るでしょう。
出費を家計簿アプリなどで記録して、出費をと残高をチェックしてお金の動きを意識しましょう。キャッシュレス決済で現金感覚が薄れてしまい、お金を使い過ぎてしまうのであれば一度生活費を現金払いに戻したり、決済前に目の前に現金を並べてみると良いでしょう。
いつの間にかお金が消えていってしまう人は、家計の総点検と先取り貯蓄などお金が貯まる仕組みを作りましょう。