俳優の六角精児演じる米沢守が、テレビ朝日系ドラマ『相棒season20』第17話(3月2日放送)に登場する。

  • 左から水谷豊、反町隆史、六角精児＝テレビ朝日提供

2015年10月以来、7年にわたって杉下右京(水谷豊)とタッグを組んできた冠城亘(反町隆史)が、いよいよ3月に卒業。2人の大団円に向けてカウントダウンが始まる中、米沢が4年4カ月ぶりに登場する。

米沢は、シリーズ初期から『season14』までレギュラーメンバーとして登場していた名物キャラクター。警視庁鑑識課員だった米沢は『season14』最終話(2016年3月16日放送)で警察学校の教官職へと異動し、『season15』第13、14話(2017年2月1日、8日放送)、『season16』第5話(2017年11月15日放送)にはゲスト出演も。右京、亘、米沢の3ショットが見られるのは今回がラストとなる。

第17話では、米沢が男性の遺体を発見したところから物語が始まる。右京のことを敬愛していた米沢は、すぐさま特命係に連絡。いずれ廃線寸前のローカル鉄道が事件に深く絡んでいることが分かる。米沢は右京とともに廃線問題で揺れる被害者の地元の町に赴き、聞き込みにも尽力。これまで落語やギターなど多趣味な男として描かれてきた米沢だが、今回は鉄道好きとしての一面がクローズアップされる。そして米沢が憩いの場“こてまり”に初来店。懐かしのあのユニフォームに袖を通すファンにはたまらないシーンも。

六角は、オファーについて「久しぶりなので『うわ～うれしい』というより、『大丈夫か? 俺』という緊張を予感する気持ちの方が強かったですね」と吐露し、今作について「鉄道ファンである米沢が遭遇した事件をめぐる物語ですが、おそらく僕のためにこの脚本を作ってくれたのだと、こんな形で迎えてくれるのだと、ちょっと感動してしまいました」とコメント。また「水谷さんと反町さんはそれぞれにとても優しく、そしてしっかりと僕を『相棒』の世界に引き入れてくれました。なので撮影期間はスタッフさん共々、とても楽しくスリリングな時間を過ごさせていただきました。久しぶりの米沢登場をみなさまに楽しんでいただけたら幸いです」と呼びかけた。