南海電気鉄道は、2020年10月からリニューアル工事を進めてきた新今宮駅について、3月26日始発からリニューアル部分の供用を開始すると発表した。
難波駅に次ぐ乗降客数を誇る新今宮駅の東側では、「OMO7(おもせぶん)大阪 by 星野リゾート」が4月22日の開業を予定しているなど、取り巻く環境が大きく変化している。新今宮駅も新今宮・新世界エリアのまちづくりの一環として大きな役割があるという認識から、リニューアル工事を進めてきたとのこと。
おもな実施施策として、2階にあった改札口を1階南北通路両側(東・西)に移設し、2階にあった改札口を撤去したほか、1階への改札口移設にともない、4番線ホーム(南海本線上り列車が発着)、2・3番線ホーム(高野線上り列車、南海本線下り列車が発着)とそれぞれのフロアを結ぶエレベーターを1階着床に変更。また、4番線ホーム(南海本線上り列車が発着)を結ぶエレベーターを大型化し、大きな荷物を運びやすい環境を整備した。
1階東側改札口に特急券や企画乗車券の発売など行うオープンカウンターの駅務室を併設。利用者の主動線となる1階南北通路と駅外壁の美装化も実施する。