憧れの結婚生活がスタート。しかし、恋人として交際していた時とは異なり、楽しいことばかりではないのが結婚というもの。一緒に暮らす中でモヤっとしたり、理想と現実の違いに「こんなはずではなかった」と思うことにも遭遇することもあるはずだ。

そこで今回はマイナビウエディングユーザー286人を対象に、「新婚時代、困ったこと・悩んだこと」について1月27日~2月1日の期間、アンケートを実施。その結果をもとに、新婚カップルが直面する悩みをランキング形式で紹介していく。結婚したばかりの夫婦はもちろん、結婚を考えるカップルも参考にしてほしい。

新婚カップルの4人に1人は「妊活」に悩んでいる!

Q. 新婚生活で最も悩んだこと・困ったことを教えてください

  • 新婚生活で最も悩んだこと・困ったことを教えてください

1位 妊活(23.1%)
2位 金銭面(22.7%)
3位 義家族との付き合い(12.9%)
4位 料理(12.6%)
5位 夜の営み(7.7%)

新婚生活で最も悩んだこと・困ったことについて尋ねたところ、最多回答は「妊活」(23.1%)、僅差で「金銭面」(22.7%)となった。次いで、10pt差で「義家族との付き合い」(12.9%)、「料理」(12.6%)と続いている。「夜の営み」(7.7%)というデリケートな悩みは5位。次はそれぞれの項目について、具体的な声を聞いてみよう。

1位 「妊活」 23.1%

  • 「妻の妊娠への願望の強さ」
  • 「お互いのそのときの気持ちと、しなければならない義務感」
  • 「コロナも流行りいつから始めるか悩んだ」
  • 「特殊な環境下での仕事のため、辞めないと妊活できないためタイミングなどについて悩んだ」
  • 「なかなか子供をさずからず2人で不妊治療のクリニックに行ったところ、私のみに原因があり、精神面でも金銭面でも大変でした」
  • 「お互いの生活リズムが違うため」
  • 「不妊治療の進め方をどうするか」

子ども授かるための妊娠活動「妊活」が1位に。不妊治療をはじめ、コロナ禍における妊活タイミングや妊活に対する気持ちの相違など、具体的な理由があげられた。

2位 「金銭面」 22.7%

  • 「引っ越しや結婚式で思った以上にお金がかかった」
  • 「金銭感覚のすり合わせ」
  • 「あまり貯金がなかったので今後どのようなお金の使い方をするのか悩んだ」
  • 「財布を一つにするかどうか」
  • 「独身時代のローンが多くて、未だに支払っていること」
  • 「固定費の分担でどのような割合にするか悩みました」

2位は「金銭面」。「愛があればお金は要らない」なんていう言葉を聞くこともあるが、生活するには何かとお金が必要なのは事実。結婚式や引っ越しの予想以上の出費、金銭感覚のズレ、独身時代から残っているローンなどが新婚早々の2人を苦しめていることもあるようだ。

3位 「義家族との付き合い」 12.9%

  • 「県外の義実家の方へ引っ越すかどうか」
  • 「距離感が難しいです。結婚式のことで考え方が古くさかったのでめんどくさい」
  • 「コロナで会えない中のコミュニケーション」
  • 「再婚同士だから義理の家族との付き合いが悩み」
  • 「2人で決めたことにも口出ししてくる」
  • 「同居していて、全く今までの自分の生活と義家族の生活が違ったから」

3位は「義実家とのつき合い」。自分の実家と全く異なる常識を持つ義実家との付き合い方に困惑している人も少なくないようだ。

4位 「料理」 12.6%

  • 「好みが合わなかったから」
  • 「私は3食バランスよく食事をしたいという思考であるが、夫は適当なもので済ましても構わないという思考で食事の大切さの度合いが違って悩んだ」
  • 「共働きなので帰宅してから料理を作るのが大変だった」
  • 「ずっと料理を全然してこなかったため」
  • 「毎日献立を考えるのが大変」
  • 「夫に料理を任せきりで罪悪感」

4位は「料理」。食べ物の好みのほか、共働きの場合は食事作りをどちらが担当するか、献立の考案、帰宅後の夕食作りの大変さをあげる人も多かった。

5位 「夜の営み」 7.7%

  • 「性欲がなくなり、新婚早々、夜の生活が面倒になってしまった」
  • 「籍を入れたとたん家族になってしまって減って悩んでいる」
  • 「子作りのための夜の営みになってしまったこと」
  • 「夫婦生活の希望の相違で悩んだ」

5位にランクインしたのは、「夜の営み」。「男女の関係性が薄れてしまった」をはじめ、夫婦のスキンシップが恋人時代と同じように行かず、悩んでいる人も少なくなかった。

番外編

そのほかには、こんな意見も……。

  • 「夫とその友人との付き合い方」
  • 「コロナ禍での結婚式をどうするべきか悩んだ」
  • 「新居に引っ越したのにずーっと騒音問題」
  • 「これまでの生活スタイルの違い(テレビの音量の大小、朝型夜型など)」
  • 「相手との生活価値観のすり合わせ」
  • 「共同生活を送ることに対して、思いやりのない行動や対応をとること」
  • 「平日、夫の帰りが遅い」

まとめ

いかがだったろうか。アンケートの結果、新婚生活で感じた悩みの最多回答は「妊活」だった。妊活や不妊治療に関する考え方も夫婦で温度差があり、それに悩みを抱える人も多いようだ。これは、5位にランクインした「夜の営み」と重なる部分もあり、夫婦のスキンシップは新婚夫婦にとって重要なテーマとも言えるだろう。

また、結婚前にお金や子どもなど、将来ビジョンを話し合うこともあるはず。しかし理想通りにいくことは、決して多くはない。「こんなはずじゃなかった」と思うこともあるだろうが、縁あって一緒になった2人。お互いが歩み寄って理解を深めることで、絆もより深まるに違いない。

調査期間:2022年1月27日~2月1日
調査対象:入籍から10年未満のマイナビウエディングユーザー
調査方法:ウェブアンケート
有効回答数:286名