日本規格協会は2月22日、JSA-S1013「スマートワーク-テレワークを含む働き方改革のための指針」を発行した。同指針は、時間や場所にとらわれない働き方を実現しながら、組織の生産性を向上させ、イノベーションの機会を創出し、ウェルビーイングの向上をも目指す実施規範となる。

「JSA-S1013」では、スマートワークを「生産性向上及びウェルビーイングを実現するために,ICT(情報通信技術)によって柔軟な時間及び個々の状況に適した場所で働き(例:テレワークなど)、組織で働く人々個人及び組織の成果を最大化させる効率的な働き方」と定義。

ワークスタイル、ワークプレイス、インフラおよびコミュニケーションという四つの視点から、組織が実施することが望ましい事項を実際の組織のグッドプラクティスに基づいて標準化している。

また、上記の4つの視点に基づき、具体的なスマートワーク実現のための活動に PDCAサイクルの観点から取り組めるよう、計画・設計、実施体制や実施手順、評価および改善などを規定している。

  • JSA-S1013 の目指す姿