ハハカラは2月21日、「企業の育児支援に関する意識」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2021年11月1日~2022年1月31日の期間、大学または大学院に通う女性100名を対象にインターネットで行われた。
就職活動において重視する点を教えてもらったところ、「興味のある業種」が76%と断トツのトップに。次いで「福利厚生が手厚い」(49%)、「結婚・出産が不利にならない」(44%)、「時短・フレックスタイムが利用できる」(41%)と続いた。新卒時の就職活動という早い段階から、仕事とライフイベントの両立を見据えながらキャリアを積んでいきたい女子学生が多いことが明らかに。
また、「女性のロールモデルの有無」が40%、「女性管理職がいる」が25%と、ライフワークバランスを維持しながら「女性」として働くことが想像しやすいか、また入社後身近にロールモデルがいるのかどうかも重要視される傾向が見てとれた。
続いて、結婚後も仕事を継続するかと尋ねたところ、94%が「続ける意思がある」と回答。また、出産後も90%が「続ける意思がある」ことが明らかに。
一方で、「働きながら育児を行うことに、ポジティブなイメージを持っている」と答えた割合は68%に減少。多くの女子学生が結婚や出産を経験しながら、同時にキャリア形成もしていきたいと考えているものの、子どもをもつ前から仕事と育児の両立に不安を抱えていることが伺えた。
「結婚、出産後のキャリアについて不安はありますか?」と尋ねたところ、89%が何かしらの不安が「ある」と回答。最も多かった不安点は「復職時の環境」(23%)、次いで「育児とキャリアの両立」(20%)、「キャリアパスについて」(16%)と続いた。
「産休・育休明けに以前と変わらない仕事を続けられるのか」、また「産休・育休の取得がキャリアパスの妨げになるのではないか」と不安を抱えている女子学生が多いことがわかった。