テレビ朝日系スペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』(3月5日21:00~)の新たな場面写真が22日に公開された。
日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、ガールズパワーで女子教育の道を切り拓いた津田梅子(幼名・梅)の青春を描く大型スペシャルドラマ。結婚や仕事について悩む等身大の姿にもスポットを当てた「誰も知らない津田梅子」を広瀬すずが演じる。
今回公開されたのは、「女子にも自らの可能性に目覚め、行動できるようになる教育が必要」と信じる梅子が華族女学校の教壇に立つ姿。広瀬自身も思い入れの強いシーンとして挙げており、「厳しさと情熱が入り混ざった梅を、どう表現したらいいかとても悩み、とにかく声を張って演じました。これまでは授業を受ける側を演じることが多かったので、教師として教壇に立っているのも新鮮でした」と撮影を振り返る。
そして明治22年、日本初の憲法である“大日本帝国憲法”発布式典当日の、田中圭扮する初代内閣総理大臣・伊藤博文の正装ショットも。新5千円札に描かれる梅子と、かつて千円札の肖像だった伊藤には交流が。1871年梅子が日本初の女子留学生として6歳でアメリカに渡ったとき、同行する岩倉使節団の一員だった伊藤は梅たちが船酔いで苦しんでいるのを見て、貴重な日本食である「味噌漬け」を差し入れたと言われている。また帰国後、理想の仕事に就くことができず苦しむ梅子を妻子の家庭教師として雇い入れたのも伊藤。女子教育の必要性を訴える梅の信念に共鳴し、支え続けた存在だった。
このほか、梅子の留学仲間で“鹿鳴館の華”とうたわれた山川捨松(池田エライザ)が日本初のバザーの開催を伊藤に提案したシーンも。今作では、日本初の女子留学、日本初の憲法、日本初のバザーなどさまざまな“日本初”の場面が登場する。