女優の綾瀬はるか、プロピアニストの角野隼斗が出演する、NTTドコモの新CM「あなたと世界を変えていく。」人間拡張編が、23日より放送される。

  • NTTドコモの新CMに出演する綾瀬はるか

新CMは、綾瀬がカメラに目線を向けながら、流暢にピアノを演奏するシーンからスタート。そこから画面は、筋肉の動きなどの情報を取得するセンシングデバイスを腕に装着した角野がピアノ演奏をしている場面に切り替わる。

角野の周りにいるのは、彼の手の動きをセンシングデバイスで動作データに変換する研究者たち。綾瀬がピアノを弾くことができていたのは、ドコモが開発中の、遠くにいる角野の手の動きを電気信号に変えて転送し他者と共有できる「人間拡張」の技術を活用し、角野の動きとシンクロすることでピアノを演奏する少し先の未来の姿だった……という内容になっている。

■綾瀬はるかコメント
今回のCMは、他の人の動きやスキルを、ドコモの仕組みを使用して私の腕につけたデバイスを通じてシンクロさせる人間拡張という少し先の未来の技術がテーマです。

プロピアニストの角野隼斗さんの動きとシンクロして、私がピアノを弾いています。実際に、角野さんが手を動かすと私の手が動く、ということがとても不思議で6Gの時代にはこんなことができるようになるんだなと、とても驚きました。エンターテインメントだけでなく、この技術がどんどん進歩してくことで、医療技術などにも応用され社会に役立つのではないかなと思います。

「できなかったことが、スキルをダウンロードしてできるようになる」、いままでの常識が変わる世界がもうそこまで来ている、そんなワクワクするCMになってます。ドコモが変えようとしているワクワクする世界にも注目して、ぜひご覧ください。

■角野隼斗コメント
「自分のスキルを誰かにシェアする」という夢のような企画で、未来の技術への想像を膨らませられて楽しかったです。 デバイスをつけてスクリーンで自分の手の動きの筋電図を見ながら演奏するのも面白く、新鮮でした。綾瀬さんの前で演奏を披露するのはコンサートの時とは違う特別な緊張感がありましたが(笑)、ご一緒できて光栄でした。

元々理系の人間なので、「人間拡張」にはとても興味があります。同じような文脈で「AI」という言葉はよく使われますが、人間の技術が奪われるという負のイメージを持つ方も少なくないかもしれません。「人間拡張」というのは人間とテクノロジーが共存していくポジティブなイメージを感じてとても好きです。

僕はピアノを弾いている時、もう一本手や足があったらこんな表現もできるのになと思うことがあります。脳内で表現したいことがあっても、自分の身体の限界は超えることができません。こういった人間拡張の技術が進化していった時に、もし自分の身体が拡張されて今までできなかったことができるようになったら、もっと新しい音楽表現が生まれるんじゃないかとワクワクします。今後のドコモの技術開発にはとても期待しています。