あきんどスシローは、デジタルを駆使した「店舗の省人化」に取り組みを行っている。その一環として、2021年7月にオープンしたスシロー八重洲地下街店(東京)などの数店舗ではデリバリーサービスと連携し、一部のデリバリー会社の配達員が自動土産ロッカーからすしを受け取れるようになった。今後、2022年3月の本格導入を目指す。
自動土産ロッカーとは、スシローが2019年に開始し2022年2月18日現在で、総計239店舗に導入している、お客が予め注文した持ち帰り商品を店舗で店員と非対面かつスムーズに受け取れる設備。適切な温度管理がなされており、安全にスシローの持ち帰り商品を楽しめるという。
既存の店舗では、デリバリーサービスからの注文は、店舗の状況によっては配達員が商品を受け取るまでに待ち時間が発生していたが、八重洲地下街店など数店舗では、一部のデリバリーサービスと店舗会計システムが連動しているためスタッフの確認・返答・入力作業は不要となり、配達員は自動土産ロッカーを利用できるので、お客の元により早く商品をお届けできると共に、スタッフの手間も省くことができるとのこと。
その他にも店舗内には、専用システムでチェックインすると自動で席を案内してくれる「自動案内」や、商品のご提供スピードを追求し、専用レーンを使って注文した商品が直接席まで届く「Auto Waiter(オートウェイター)」などを導入。このように利便性に特化した快適な店舗環境を整えることが、接客や店内放送など人にしかできない店内の活気づけやサービスを充実させたり、“うまいすし”を提供することに繋がっているという。