漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによるフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#20』が19日に開催され、能町が自ら制作したお蔵入りのラジオCMが公開された。

  • 能町みね子

従来使っていたオフィスが立ち退きとなったため、“ファミリーヒストリー感”が強いフジテレビ本社マルチシアターでの開催となった今回。ヒャダインは、番組推奨ハッシュタグ「#あげぽよ」を付けたツイートを随所で紹介することを宣言したが、いきなり無関係の可能性が高い投稿を読み上げてしまい、赤面しながらのスタートとなった。

新刊『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』が22日に発売される能町。帯を書いてくれた岩井勇気が出演するハライチのラジオ番組でCMを流せることになったが、率先して広報活動を行い、自らハンドメイドで制作することになった。

収録は自宅でiPhoneを使い、自分のナレーションの声、愛猫の声を録音。フリー音源も使って20秒の完パケ素材を2本作ったが、その後にCM素材の搬入条件を確認すると、「すごいダメだったんです…(笑)」と苦労して制作したにもかかわらず、放送NGと判断されてしまった。

結果、局側が能町の吹き込んだ音声を生かして制作し、無事OAされることに。しかし、「私が作ったボツの2本を供養する場所がないので、ここで流そうと思います」と、幻のCMが公開された。

その出来栄えに、十分なクオリティと評価する久保&ヒャダイン。それに加え、久保は「原作者が自分の著作物の告知をやんなきゃいけないって、めちゃくちゃ心のゲージが目減りするんですよ…」と同情していた。

  • 久保ミツロウ

  • ヒャダイン

今回のライブでは他にも、コロナはオワコン、藤井隆の活躍に沸き立つ3人、山瀬まみとゆうゆを間違える久保、こがけんの使い勝手の良さ、最近夢中なものまねタレント、活動休止後の氷川きよしにやってほしいこと、スーパーボウルのハーフタイムショーで代役を頑張れるか考える久保、国際ロマンス詐欺の被害にあった漫画家・井出智香恵のドキュメンタリーといった話題を展開。後半には阿佐ヶ谷姉妹をゲストに迎え、「阿佐ヶ谷姉妹に言ってほしい妄想ひと言劇場」などで盛り上がった。

今回のライブの模様は、27日23時59分まで追っかけ再生が可能で、チケットは27日18時まで販売されている。

そして、放送可能な部分のみ編集し、地上波フジテレビでは3月18日(26:55~)に放送。後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。

次回のライブは、4月1日・2日の2日間にわたり、東京・浅草公会堂で有観客&配信による開催。4月1日は佐久間宣行プロデューサー、2日は岡村靖幸をゲストに迎える。

(C)フジテレビジョン