診療時間外に急に具合が悪くなっても、翌朝まで我慢するという人も多いと思いますが、小さいお子さんはそうはいきませんよね。ただただ泣き続ける子ども、どのくらい痛いのか、どこが苦しいのかを説明することができない我が子を前に、親は不安になるものです。
先日、診療時間外に子どもを診てもらうことになった「てゆんたさん(@teyunta1123)」は、そこで出逢った医師とのエピソードをTwitterに投稿したところ、多くの反響を呼んでいます。
診察時間外に2歳が肘をいためてしまい、唯一うけいれて下さった先生が治療後に
『えーしばらく待てます?誰もいないからぼくが精算やろうと思うんですけど、すっごい苦手で。』
『…うわ ぜんぜんわからん…ほんと〇〇さん(おそらく事務の方)すごいな…』
と呟いててもう顔みえへんほど後光さしてた
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ちょーーーど各病院がしまり、こども救急電話でも『しばらく我慢してもらうしか…』ていわれて8割諦めててんけど、ダメ元でならした電話をたまったま先生ご自身がとってくれてとサクッと対応してくださった
この時点でもうあたまあがらないのに節々の所作にスタッフさんへの敬意があふれててやな……
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もちろん時間外に対応させてしまったことはぜんぜんいいことやなくて、じぶんとしてはせんせいの善意に甘えてしまったことへの罪悪感すごいんやけど。それはこの後しっかり落ち込むとして、きちんと電話で症状の予測たてて、対応可否をかんがえて、キチッと処置したうえでの所作。やっっぱりすごいわ
(@teyunta1123より引用)
時間外に嫌な顔ひとつせずに診てくれるなんて、不安でいっぱいの親にとってはこの上なく心強く、感謝しかないですね。しかも、慣れない精算業務まで……。
この投稿に、「こんな医師いてるんや…」「すんごい優しい先生ですね泣」「医者以前に人としてカッコいいな。しかも可愛い」「スタッフさんへの敬意が見える先生とか、素敵すぎる」「こんな先生のいる病院に行きたい」「優しさで泣いちゃった」と感動の声が多数寄せられていました。
心細いとき、弱っているとき、不安なときに触れた優しさ。一生忘れることはありませんね。
また、頭脳明晰な医師でさえ頭を抱える複雑な医療事務。リプライ欄には「医療事務さんてほんとすごい」「そういう先生がきっと事務の方にも優しいんだなぁ。大変さを身をもって知ってるから」「事務の人たちホントすごいですよなあ」といった声も。
さてこの後、無事に精算することはできたのでしょうか? ツイ主のてゆんたさんにお話をうかがいました。
―― この後、無事に精算することはできたのでしょうか?
はい、出来ました。
診察時「痛みがでたらまた来てください。」とお声がけ頂いたので、翌日その後の経過報告(無事痛みなく過ごせている事)と対応いただいたことへの御礼を手紙にしたためて受付様経由でお渡しいたしました。
―― 今回のツイートが話題になっていることについて、率直な感想を教えていただけますでしょうか。
話題になること自体に対しては正直、不安が大きかったです。本文中でもふれましたが、自分としては大いに反省している出来事です。
社会のシステムに頼ることと個人の善意に甘えることは意味合いが違いますし、本件は後者にあたるためです。時間外に対応してくれた=いいお医者さん!という話として拡がってしまうことへの不安がありました。
ただ、現時点ではそのような反応は少なく、事務方さんへの敬意がある対応として本投稿を受けとめていただいてる方が多いように感じていますので、その点でとても嬉しく思っています。
長引くコロナ禍。医師の方はもちろんのこと、看護師さん、薬剤師さん、事務スタッフさん、清掃スタッフさん……、医療に携わる全ての方々に、改めて敬意と感謝の気持ちを伝えたくなる投稿でした。
診察時間外に2歳が肘をいためてしまい、唯一うけいれて下さった先生が治療後に
— てゆんた (@teyunta1123) February 15, 2022
『えーしばらく待てます?誰もいないからぼくが精算やろうと思うんですけど、すっごい苦手で。』
『…うわ ぜんぜんわからん…ほんと〇〇さん(おそらく事務の方)すごいな…』
と呟いててもう顔みえへんほど後光さしてた