TwitterのDM、削除したいのは自分の端末から? 相手の端末から?

「TwitterのDMを削除したい」という場合、自分のアカウントのDMタブに表示されているものを削除したいのか、相手の画面に表示されないよう削除したいのかによって答えは変わります。結論を先に述べると、TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)は自分の端末から消去することは可能ですが、LINEの「送信取消」機能のように相手側の表示まで消すことはできません。

Twitter DMを自分のアカウントから削除する方法

ここでは、自分のスマホやPCに表示されているTwitter DMを削除する方法を紹介します。特定の投稿を一つずつ削除したいのか、相手アカウントとのDM履歴を一括削除したいのかによって、手順は異なります。

TwitterのDMを個別に削除する方法

はじめに、特定のTwitter DMを一つずつ削除する方法を説明します。Twitter公式アプリではiPhone版、Android版とも共通の手順です。

  • TwitterのDMを個別に削除する方法-1

    【1】TwitterのDMタブを開き、削除したいメッセージを長押しして、「自分の受信トレイからメッセージを削除」をタップします

  • TwitterのDMを個別に削除する方法-2

    【2】確認ダイアログの「削除」をタップすると完了です

  • TwitterのDMを個別に削除する方法-PC

    【PC】パソコンでは、ブラウザ版Twitterで削除したいメッセージを選択して三点ボタンをクリックし、「自分の受信トレイからを削除」をクリックします。直後に表示される確認ダイアログで「削除」をクリックすると完了です

TwitterのDM履歴(会話)を一括削除する方法

次に、特定のアカウントやグループとのDM履歴(会話)をまとめて削除する方法を説明します。こちらは、iPhone版のTwitter公式アプリとAndroid版とで手順が異なります。

  • TwitterのDM履歴を一括削除する方法-iPhone-1

    【iPhone-1】TwitterのDMタブを開き、削除したい相手アカウントやグループを左にスワイプして、削除ボタン(ゴミ箱のアイコン)をタップします

  • TwitterのDM履歴を一括削除する方法-iPhone-2

    【iPhone-2】直後に表示される確認ダイアログで「削除」をタップすると完了です

  • TwitterのDM履歴を一括削除する方法-Android

    【Android】TwitterのDMタブを開いた画面で、削除したい相手アカウントやグループを長押しして、「会話を削除」をタップします。直後に表示される確認ダイアログで「削除」をタップすると完了です。この方法はiPhoneでも使えます

  • TwitterのDM履歴を一括削除する方法-PC1

    【PC-1】パソコンではブラウザ版Twitterのメニューから「メッセージ」を開き、削除したい相手アカウントやグループを選択して、画面右上の詳細ボタン(iのアイコン)をクリックします

  • TwitterのDM履歴を一括削除する方法-PC2

    【PC-2】「会話を削除する」をクリックします。直後に表示される確認ダイアログで「退出」をタップすると完了です

DMを削除しても、相手には通知されない?

一通のDMを削除した場合でも、アカウントのDM履歴(会話)ごと一括削除した場合でも、削除したことは相手に通知されないので、バレる心配はありません。また、DM履歴(会話)を一括削除したことによって、相手とのフォロー関係が外れることもありません。

一度削除したDMは復元できない?

TwitterのDMは、自分から送ったDM、相手から届いたDMとも、自分のアカウントで削除操作をした後に復元することはできません。「後から戻せばいいや」という考えは通用しないので気をつけましょう。

Twitter DMは相手の画面から削除不可

TwitterでDMを削除しても、自分のアカウントのDM履歴から消去されるだけで、相手の環境には残ります。DMを削除するときに現れる確認ダイアログには、「会話に参加している他のアカウントでは引き続きこのメッセージを(この会話を)表示できます」と記載されています。

  • Twitter DMを個別削除したときの確認メッセージ
  • TwitterのDM履歴(会話)を一括削除したときの確認メッセージ
  • メッセージを個別に削除する場合も(左)、DM履歴(会話)を一括削除する場合も(右)、相手には表示され続けるという注意書きがあります

以下、実際に検証した結果を掲載します。DMを削除した後でも、相手アカウントには残っていることがわかります。

  • Twitter DMは相手の画面から削除不可-検証1

    【自分-1】自分が送信したメッセージと相手から受信したメッセージを一つずつ削除します

  • Twitter DMは相手の画面から削除不可-検証2

    【自分-2】二つのメッセージを削除できたことを確認しました

  • Twitter DMは相手の画面から削除不可-検証2

    【相手】削除後に相手アカウントで自分とのDMスレッドを開いた画面です。自分の画面では削除されたメッセージが、相手の画面には残って表示されています

日本語版のTwitterに「送信取消」機能はない?

LINEには「送信取消」という機能があって、自分が誤って送ったメッセージを相手側のトーク画面からも削除することが可能です。そのため、「Twitterでも可能では?」と期待しがちですが、日本語版のTwitterにはLINEの送信取消にあたる機能は備わっていません。

相手をブロックしても、過去のDM履歴は消去されない?

Twitterで相手アカウントをブロックすれば、相手とのDMのやり取りも消えるのでは? という質問に対しての答えは「ノー」です。ブロックすると、相手からも自分からも新たにDMを送ることは不可能になりますが、相手のTwitter画面から過去のDM履歴が削除されることはありません。

【関連記事】
Twitterで相手をブロックする方法 - その後どうなるかも解説

(参考)Twitter BlueにはUndo機能がある

前々項で「日本語版の」とわざわざ記載したのは理由があってのことです。現在、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのiPhone版Twitter公式アプリで提供されている有料サービス「Twitter Blue」では、「Undo」という名称のツイート取り消し機能を利用できます。

Twitter BlueのUndoは、自分がこれから投稿するツイート、返信、スレッド、引用ツイートに対して、標準30秒(最大60秒)の間「Undo」ボタンを表示して、公開する前に内容を修正したり、削除することを可能にした機能です。Undo機能はDMでは利用できませんが、将来的に適用されることを期待したいところです。

  • Twitter BlueのUndo機能

    Twitter BlueにおけるUndo機能の使用イメージです。Twitter Blueのサブスクリプション料金は米国で2.99ドルです

まとめ

通常のツイートであれば、自分で削除すれば全ユーザーのタイムラインから消去することが可能ですが、DMは一度送信してしまうと相手の環境から消すことはできません。記事中でも触れましたが、LINEの送信取消にあたる機能は、Twitterでは提供されていないことを覚えておきましょう。