総務省は2月18日、2022年1月の全国消費者物価指数(CPI、2020年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月比0.2%上昇の100.1となり、5カ月連続で上昇した。前月比では同水準だった。

エネルギー、41年ぶりの上昇幅

  • 総合、生鮮食品を除く総合、生鮮食品及びエネルギーを除く総合の指数及び前年同月比(出典:総務省統計局Webサイト)

総合指数は100.1で、前年同月比では0.2%上昇、前月比では0.1%上昇。生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数は99.0で、前年同月比では1.1%下落、前月比では0.1%上昇した。

品目別にみると、エネルギーは前年同月比17.9%上昇し、1981年1月(21.3%)以来、41年ぶりの上昇幅を記録。原油価格の高騰によりガソリン代や電気代が値上がりした。詳細は、電気代が同15.9%上昇、都市ガス代が同17.8%上昇、灯油が同33.4%上昇、ガソリンが同22.0%上昇などとなった。

生鮮食品を除く食料は同1.3%上昇。このうち、調理カレーは同12.3%上昇、外食の牛丼は9.0%上昇などとなった。

一方、携帯電話の通信料は同53.6%下落。これは、2021年春以降、大手が格安プランを相次いで導入した影響とみられる。