伊藤忠商事は2月17日、ファミリーマートの一部店舗で実施していた「トレジャー端末」回収事業の終了を発表した。実証の結果を踏まえ、今後も実現可能な回収の仕組みを検討する。

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家庭で使われずに眠る古い携帯電話やスマートフォン、通称「トレジャー端末」には約3兆円の価値があると試算されている、希少金属の枯渇問題や昨今のSDGsという考え方に貢献する取り組みとして、身近なコンビニエンスストアでこれらのトレジャー端末の回収を2月9日にスタートした。

都内25カ所の対象店舗に端末を持ち込むと、ファミリーマートで利用できる1,000円分のクーポンがもらえるという特典を設けたところ、持ち込みが殺到。開始3日後の2月12日には回収を中止し、受付体制の立て直しを図る事態となった。検討の結果、2月17日に回収を再開せず終了するという判断が下された。

伊藤忠商事は、「今回の実証結果を踏まえ、今後もいかに手軽に、そして身近にお客様の皆様に埋蔵端末をお持ちいただけるか、新たな仕組みの構築を引続き検討して参ります」と発表している。