モデル、役者、カメラマン、映像クリエイターといった複数の肩書をスラッシュで区切る"スラッシュキャリア"として多方面で活躍している"スラッシュ男子"の古屋呂敏(カメラマン名義・ROBIN FURUYA)が17日、東京・渋谷のギャラリー ルデコで開催された写真展「reflection」(同所で2月18日~20日に開催)の取材会に、モデルを務めた川床明日香、菊池日菜子とともに出席した。

  • 左から、川床明日香、古屋呂敏、菊池日菜子

今回、写真展初開催となった古屋は、「反射」や「反映」といった意味を込めた「reflection」をテーマとした同写真展を開催した経緯や、テーマについて聞かれると「モデルから役者に転向した中で、ずっと写真をやっていて、1度、表の舞台を辞めて、映像制作やスチールカメラマンとして約3年ほど活動していたんですけど、今までクライアントワークが多くて、その中で今回、初めて自分の心がおもむくままに撮影をしてみようと思って、写真展という形で自分の思いを表現させてもらいました」と説明し、「実際に自分の写真がこうやって印刷されて飾られるといいですね。何より素敵なお2人に協力してもらって撮影させてもらって楽しかったです」と感慨深げに語った。

また、撮影は冬の西湖(山梨県)をメインに行ったそうで、モデルを務めた川床と菊池から「寒かった」と声が飛ぶと、古屋は「それはアミューズが本社を(東京から)西湖に移したせいですね」とコメントして会場の笑いを誘い、「僕自身、アミューズの本社が移動してから初めて西湖に行ったんですけど、たぶんアミューズに所属しているアーティストの中で1番西湖に行っているんじゃないかと思います。今となっては思いが多いところになりました」と笑顔を見せた。

お気に入りの写真を尋ねられ、モデルの2人が夕日をバックにはしゃいでいるカットを挙げた古屋は「光の関係で撮影時間が短かったんですけど、その中でも嫌な顔ひとつせず、むしろ自分からクリエティブに対してトライしてくださって、とても楽しかったですし、やりやすかったです」と2人に感謝し、「年齢が近いお2人だからこそ、特に表現者はその年齢だからこそ出る光があると思っていまして、それが如実に感じられて、シャッターを押しながらお2人の年齢に合った出せる光、出せる匂いというのが伝わってきたので大好きです」と満足げな表情を浮かべた。

さらに、今後、撮ってみたいものを尋ねられた古屋は「いつか官能的ではなく美しいヌードとかチャレンジして表現できたらと思っています」と打ち明け、現在、北京五輪が開催中であることにちなみ、撮ってみたいアスリートを追求されると、スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手の名前を挙げ「3回目のあの強さは必ず写真に出ると思いますし、写真を撮ったときに反射してくるものは、女優さんや俳優さんとは別物のものを感じられると思うので、機会があればぜひ撮ってみたいですね」と目を輝かせた。