不動産経済研究所は2月16日、2022年1月の首都圏の新築分譲マンション市場動向を発表した。それによると、2月の新規発売戸数は前年同月比14.9%減の1,128戸となり、2カ月連続で減少した。前月比では83.0%減となった。
1戸当たり平均価格6,157万円
初月契約率は前年同月比9.7ポイント減の58.4%と、2021年9月以来の70%割れ。前月比では15.1ポイント下落した。
1戸当り平均価格は前年同月比333万円(5.7%)増の6,157万円と、2カ月ぶりのアップ。1平方メートルあたり単価は同7.6万円(8.7%)増の94.7万円と、3カ月ぶりのアップとなった。
地域別発売戸数は、東京23区462戸(全体比41.0%)、東京都下119戸(同10.5%)で、東京都のシェアは51.5%。この他、神奈川県362戸(同32.1%)、埼玉県101戸(同9.0%)、千葉県84戸(同7.4%)となった。
地域別の平均価格と1平方メートルあたり単価は、東京23区が前年同月比5.6%減の7,484万円・同5.2%減の120.4万円、都下が同31.3%増の6,380万円・同33.3%増の92.5万円、神奈川県が同1.4%増の5,144万円・同2.5%増の79.1万円、埼玉県が同5.0%増の5,027万円・同5.2%増の72.4万円、千葉県が同6.7%減の4,273万円・同2.4%減の61.1万円となった。