ヤマハは、電子楽器のモニターに適したコンパクトサイズのパワードモニタースピーカー 「MS101-4」を2022年2月下旬に発売する。市場想定価格は18,000円前後(1台での想定価格。ステレオペアでない)。

  • 電子楽器のモニターに適したコンパクトサイズのパワードモニタースピーカー 「MS101-4」

「MS101-4」は、電子楽器のモニターに適したパワードモニタースピーカー。フロントパネルにマイク入力(コンボジャック)を搭載し、コンパクトなバスレフ型キャビネットに4インチのフルレンジスピーカーを採用。バスレフポートを背面に配置したことや、軽量な素材を使用したことで、前モデル「MS101-3」からコンパクト化(筐体高さ21.4cmから19.6cm)、軽量化(質量2.5kgから2.1kg)が図られている。

刷新したパワーアンプにより定格出力30W(前モデルは10W)、最大出力音圧レベル115dB SPLを実現。フロントパネル下部に配置された入力部はコンボジャックとなっており、従来のフォーンに加えて、XLR接続によるマイク入力にも対応した。また、電源ケーブルが従来の内蔵型からACインレットへと変更されたことで、移設時に電源ケーブルの取り外しができるようになり、ケースの隙間へ収納したり、別に収納して運べるようになった。

本体底面にM5ネジ穴(2か所/60mmピッチ)を備えており、別売りのブラケットと組み合わせて、天井に吊ったり壁面に設置したりできる。 別売りのマイクスタンドアダプター「BMS-10A(希望小売価格:3,850円)」を利用すれば、一般的なマイクスタンドへ設置も可能。

主な仕様は以下の通り。

  • 再生周波数帯域(-10dB):77Hz-20kHz
  • 最大出力音圧レベル:115dB SPL(peak@1m、実測値)
  • 定格出力:30W
  • 入力感度・インピーダンス:Line1/-10dB/10kΩ、Line2/+4.0dB/10kΩ
  • コントロール:ボリューム、ロー・コントロール、ハイ・コントロール、電源1
  • 入力:フロント/コンボ(TRSフォーンとXLR)、リア/INPUT LINE 1:ステレオミニ、INPUT LINE 2:TRSフォーン
  • 出力:TRSフォーン×1
  • 寸法・質量:W142×H196×D187mm・2.1kg