Slackは、チャットによるコミュニケーションや情報共有のほか、音声通話やビデオ通話なども行える多機能ツールです。
ここではSlackの便利な機能の中でもぜひ覚えておきたい予約投稿についてくわしく紹介します。
Slackの予約投稿機能とは
Slackには便利な機能が多く搭載されています。使いこなすことでツールをより活用できますが、基本機能しか使えていないという人も多いのではないでしょうか。
今回はSlackの便利な機能の一つである予約投稿について紹介していきます。
Slackの予約投稿の仕組み
Slackの予約投稿の仕組みはとてもシンプルで、投稿が反映される日時を設定できるというもの。
通常投稿はメッセージを入力して投稿ボタンをクリックすることでリアルタイムにチャンネルやDMなどのチャット上に反映されます。チャット画面は任意のタイミングで確認できるため、いつ投稿しても問題ないように思えるかもしれません。
しかしチャットというシステムの特性上、適切なタイミングで投稿できなければ新しい投稿に流されて目につきにくくなってしまうことも。予約投稿機能を使えば、より適したタイミングでの投稿が可能になります。
予約投稿の方法
予約投稿の方法はとても簡単です。
まずは投稿したいメッセージを入力。通常は右下の「紙飛行機アイコン」をクリックすればリアルタイムに反映されます。
予約投稿の場合、さらに右側の「矢印アイコン」をクリックしましょう。するとメニューが表示されるので、ここで送信日時を設定してください。リストから日付と時間を選ぶか、「カスタム時間」で送信日時を指定できます。時間は1分単位で細かく設定可能です。
予約投稿機能の使い方
投稿者本人は、常に予約設定をしている投稿内容の確認が可能です。
予約投稿を設定している場合、対象のチャット画面の一番下に「メッセージは、○○(日付)の○○(時間)に○○(投稿先)へ送信されます。送信日時を設定したメッセージをすべて表示する」と表示されます。
ここで「送信日時を設定したメッセージをすべて表示する」をクリックすることで、予約したメッセージの確認が可能です。
クリックすると、送信されるチャンネルと日時、メッセージの内容を確認できます。複数のメッセージを予約投稿している場合、一覧での確認も可能です。
また、アプリ内画面の左側に表示されるサイドバーからも確認することができます。
スレッドの返信は予約投稿できる?
Slackにはスレッドへの返信機能がありますが、ここでは予約投稿はできないため注意が必要です。
スレッドへの返信の場合、送信アイコンに日時設定を行うボタンが表示されません。そのため、予約投稿機能は使用不可となります。予約投稿機能を利用したい場合は返信ではなく新規投稿を選ぶようにしましょう。
Slackの予約投稿の便利な使い方
Slackの予約投稿機能はメッセージを送信する日時を設定でき、使い方によってさまざまなシーンで役立ちます。ここではSlackの予約投稿機能のより便利な使い方を紹介します。
リマインダー
予約投稿では送信される日時を自由に設定できるため、リマインダーとして使えます。自分用のリマインダーや、チャンネルの参加者全員へのリマインダーとして使うと便利でしょう。
例えば、プロジェクトの締め日や定期連絡の日などに予約投稿をしておくと、メンバー全員に重要事項をリマインドできます。
休日の連絡
仕事の連絡を休日に行うことに抵抗を感じる人も多いでしょう。勤務時間以外は通知をオフにすることもできますが、相手がどのような通知設定をしているかわかりません。
休み明けに確認してもらえばいい内容であったとしても、休み明けに投稿しようと思ってそのまま忘れてしまう可能性もあります。
このような時に、予約投稿を活用して休み明けの朝などに投稿を設定しておけば、休日に相手に通知が入ることもなく、忘れてしまう心配もありません。
思い立ったタイミングで投稿の設定ができるので、実際に連絡しなければならない日に慌てる必要もなく、余裕を持って仕事を進められるという点もこの機能のメリットです。
発表日時が決まっている情報の共有
今すぐ伝えることができず、発表日などが決めらているような情報の共有にも予約投稿は便利です。
すでに決定していることであっても、メンバー全員への情報共有のスケジュールが別で定められているというケースも少なくないでしょう。当日になって投稿することもできますが、予約投稿しておくことで、発表日時を間違えたり当日に慌てたりすることもありません。
予約投稿したメッセージは後で再確認や修正することもできるため、情報共有の日時が決まった時点で予約しておくと便利でしょう。
Slackの予約投稿機能の詳細設定
最後にSlackの予約投稿機能の細かい設定について紹介します。Slackの予約投稿をもっと使いこなせるよう、確認しておきましょう。
送信後の編集
すでに紹介したとおり、Slackの予約投稿はチャットの下部に表示されているメッセージをクリックすることで確認できます。
さらに、メッセージをクリックすれば投稿内容の編集も可能です。予定が変更になった際などにも対応できるので、編集方法をしっかりと確認しておきましょう。
予約日時の変更
投稿内容のみでなく、予約日時の変更も可能です。方法は上記の編集と同じく、対象の投稿をクリックすると表示されるメニューの「日時の変更」をクリックすることで、再度スケジュールの設定ができるようになっています。
このように、内容・日時ともにあとから変更が可能なので、急な予定変更などにも対応できます。一度設定すると取り返しがつかないといった機能ではないので、ちょっとしたリマインダー代わりとして気軽に使ってみるといいでしょう。
デスクトップとモバイルの違い
SlackはPCのみでなくスマホやタブレットなどのモバイル端末でも使用可能ですが、予約投稿はこれらのモバイル端末でも利用できます。
デスクトップ版はすでに紹介したとおり、投稿ボタンの右横をクリックすることで設定が可能です。それに対してモバイル版は投稿ボタンの横はクリックできず、紙飛行機アイコンを長押しすることでメニューが開き、設定できるようになっています。
デスクトップ版に慣れている人は、投稿ボタンの横にメニューを呼び出すアイコンがないため戸惑ってしまうかもしれません。しかし、モバイル版でも予約投稿は可能なので、それぞれの操作方法を頭に入れておきましょう。
Slackの予約投稿機能を使ってみよう
Slackの予約投稿機能を活用すれば、自由にメッセージの投稿日時を設定できます。シンプルな機能ですが、リマインダーや休日の連絡など、さまざまな用途で利用することが可能です。
日常的にSlackを使用しているものの予約投稿機能は使ったことがないという人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。