エレクトロラックスは2月17日、日本で展開するドイツ発祥のビルトイン家電ブランド「AEG(アーエーゲー)」から、衣類と環境保全に考慮したというドラム式洗濯乾燥機7000シリーズの「AWW8024C7WB」と、3000シリーズの「AWW8024D3WB」を発表した。3月7日から発売し、希望小売価格はAWW8024C7WBが473,000円、AWW8024D3WBが429,000円。
空間に調和するコンパクトなデザインを採用し、環境負荷を抑えながら衣類の汚れ具合に応じて適切に選べる多彩な洗濯プログラムを装備。AWW8024C7WBとAWW8024D3WBのおもな違いは、「Eco Mix Technology(エコミックステクノロジー)」の有無で、AWW8024C7WBのみが搭載する。
Eco Mix Technologyは、洗剤や柔軟剤を水に完全に溶かしてからドラム内に投入する機能。衣類の繊維まで洗剤が浸透しやすく、洗浄力の向上と洗剤の溶け残りによる衣類への負担を抑える。今回、高温でないと溶けにくかった洗剤は約30℃で溶けるように改良。低水温・短時間の洗濯でもエネルギー消費を減らしつつ、従来以上に洗浄できるようになった。柔軟剤も衣類全体に満遍なく浸透させられる。
AWW8024C7WBとAWW8024D3WBの両者が搭載するスチームケア機能「Hyginenic Care」は、すすぎ工程の終了時に蒸気を発生させて、シワを減らして衣類に付いたニオイを除去する。また、スチームは雑菌類を抑制し、ダニの死骸や猫のフケなどを最大99.9%まで取り除くという。
洗濯機能では、12種類の基本プログラムを搭載。木綿、混紡、ウールといった素材に合わせてプログラムを選び、衣類の種類や汚れ具合に合わせて時間・温度・洗い方などを細かく調整できる。例えば15分洗いのプログラム「Quick 15」は、合成繊維・混紡衣類の軽い汚れの洗濯や、洗濯物の量が少ないときに適した簡易な洗濯モード。節水や節電になる。
新搭載の「Bed Linen」は、合成繊維の毛布、掛け布団、マットレスカバーなど寝具向けのプログラム。また、ウール素材の衣類をやさしく丁寧に洗濯・乾燥するプログラム「Wool」は、「ザ・ウールマーク・カンパニー」の認証を得たものになっている。
本体上部に配置されたコントロールパネルは、ホイールとタッチによって、短い手順でプログラムやオプション機能を操作できる。そのほか、AWW8024C7WBのAWW8024D3WBのおもな仕様は共通。本体サイズはW599×D570×H817mm(ドア含む)、開口サイズはW600以上×D600以上×H820mm、重さは65.0kg。最大洗濯容量は8kg、最大乾燥容量は5kg、乾燥方式は水冷式除湿+熱風ファン。