Amazonとヤマダホールディングスは、国内初のFire TV搭載スマートテレビの予約販売を、Amazon.co.jp上のヤマダデンキで2月17日に開始する。4Kモデルを含む計4機種をラインナップ。価格は、43V型の4Kテレビが10万9,780円など。3月5日より順次出荷開始する。
ラインナップと価格、発売時期は以下の通り。
■4K液晶テレビ「F340シリーズ」の価格 / 発売日
- 55V型「FL-55UF340」:14万2,780円 / 3月5日
- 50V型「FL-50UF340」:12万780円 / 3月5日
- 43V型「FL-43UF340」:10万9,780円 / 3月5日
■HD液晶テレビ「F140シリーズ」の価格 / 発売時期
- 32V型「FL-32HF140」:54,780円 / 4月末
このうち4K液晶テレビについては、Amazon.co.jpのヤマダデンキで先行予約特別価格での受付を開始。3月4日23時59分までに予約注文すると、43V型が76,780円、50V型が87,780円、55V型が10万9,780円の特別価格で購入できる。
Amazonはストリーミングメディアプレーヤー「Fire TV」の機能を搭載した4Kテレビなどを海外で販売しているが、国内市場への導入は今回が初めて。船井電機がヤマダホールディングスグループで独占販売しているFUNAIブランドのテレビとして、「FUNAI Fire TVスマートテレビ」の商品名で販売する。
両社は、全国に約1,000店あるヤマダデンキの販売ネットワークを活かし、実店舗での展示販売と、ヤマダウェブコムやAmazon.co.jpでのオンライン販売を行っていく。
FUNAI Fire TVスマートテレビの詳細
Amazonとヤマダホールディングスの全面的な協力に基づいて開発したスマートテレビ。「テレビをもっと楽しく。」を開発基本コンセプトとし、ストリーミングの映像コンテンツだけでなく、即時性やライブ性のある放送番組が見られる「テレビ」であることにもこだわって設計。開発・製造を船井電機に委託し、商品化した。
Fire TVの機能を内蔵し、放送番組に加えて、Amazon Prime VideoやYouTube、Netflix、Hulu、TVer、ディズニープラス、ABEMA、DAZNなど、各種動画配信サービスによる45万以上の映画作品やテレビ番組のエピソードが楽しめるという。コンテンツ選択時に、複数のサービスが持っている同じコンテンツを横断検索して、まとめて結果を表示する機能も備えている。
現行のFire TVシリーズをベースにした、シンプルなユーザーインタフェースを採用。各サービスのアイコンと同様に、テレビ放送のチャンネルもアイコンとして並んでおり、カーソルをあわせるとプレビュー映像を右上に表示。配信と放送を融合した使い勝手を実現した。
Amazon Alexa搭載の音声リモコンが付属し、Alexaボタンを押して話しかけると、タイトル名やジャンル名、好きな俳優の名前でコンテンツを検索したり、動画の操作やアプリ起動、音楽再生、HDMI入力の切り替えも声で操作できる。リモコンのデザインはFire TVシリーズをほぼ踏襲しているが、一般的なテレビリモコンが備えている12キーの選局ボタンや選局ボタン、放送波切替ボタン、番組表ボタンなども装備する。
映像コンテンツだけでなく、Amazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスを含む、さまざまなアプリも利用可能。また、Alexaスキルや、スマートホームに接続されたカメラ、照明、セキュリティシステムなどの表示や操作も行える。対応するEchoシリーズ端末とペアリングし、ハンズフリーでテレビを操作することもできる。
テレビを電源ケーブルとアンテナ線につなぎ、画面に表示される案内に従って無線LANに接続し、Amazonアカウントを入力すると視聴の準備が完了。家族一人一人のプロフィールを最大6人分作成でき、プロフィール毎にウォッチリストや視聴履歴を管理可能だ。
4Kモデル「F340シリーズ」はいずれも4K/3,840×2,160ドットの液晶パネルと、BS/CS 4Kチューナー、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを各2基搭載。映像エンジン「クリアピクス2」や4K超解像の「4Kクリアピクスリマスター」を搭載し、HDRはHLGとHDR10の2つに対応する。フルレンジスピーカー2基を搭載し、出力は10W×2ch。
HDモデル「F140シリーズ」は1,366×768ドットの液晶パネルと、地上/BS/110度CSデジタル×2を搭載。フルレンジスピーカー2基搭載で、出力は8W×2ch。
両シリーズ共通の機能として、USB HDD(別売)をつないでテレビ放送を録画する機能を備え、1.5倍の音声付き早見再生に対応。4KモデルはBS/CS 4K放送の裏番組録画にも対応する。サウンド面ではDolby Audioに対応。3つのサウンドモード(ダイナミック/ドラマ/映画)、セリフを聞き取りやすくするダイアログエンハンサー、番組本編からCMに移るときなどに変化する音量を自動調整する機能を備える。
いずれもHDMI入力は3系統で、ARC(HDMI入力1のみ)とCECに対応。ビデオ入力や光デジタル音声出力、ヘッドホン出力も装備。Bluetooth音声出力にも対応し、Bluetoothヘッドホンで音声を聞ける。別売USB HDD録画やUSBメモリー再生(動画・音楽・写真)に利用できるUSB端子は2系統。Ethernet端子や無線LAN(11ac対応)も備える。
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