ヤマハは、ギター内部に「アクチュエーター」(加振器)を搭載することで、アンプを使わずにリバーブやコーラスといったエフェクトをギターの生音に付加できるアコースティックギター「トランスアコースティックギター」の新製品として、「FGC-TA」と「FSC-TA」を2022年2月19日に発売する。価格はともに96,800円。

  • FGC-TA ブラック

  • FGC-TA ブラウンサンバースト

  • FGC-TA ビンテージティント

  • FSC-TA ルビーレッド

  • FSC-TA ブラウンサンバースト

  • FSC-TA ビンテージティント

今回発売となる「FGC-TA」と「FSC-TA」は同社のフォークギターとして人気のある「FG/FS シリーズ」をベースとしたカッタウェイモデル。「トランスアコースティックギター」は、弦の振動を電気信号に変換してエフェクト処理し、ボディに内蔵した「アクチュエーター(加振器)」に伝え、加振器がギター全体を振動させる仕組みになっている。 これにより、アンプやスピーカーを接続せずともギター本体の振動でエフェクトサウンド発することができる。 エフェクトは複数人でユニゾンの演奏してるかのような効果が得られる「コーラス」とホールや部屋の残響音を付加する「リバーブ」の2種類を搭載。

「FGC-TA」と「FSC-TA」ともにボディに近いハイポジションでのアドリブやソロプレイの幅を広げるためにカッタウェイボディを採用。操作スイッチや電池ボックスといった電装システムは、 シンプルな形状になっていて、音に影響を与えるボディへの加工を最小限にとどめることで、ギターが持つ本来の鳴りを十分に引き出せるようにした。本体だけでの使用はもちろん、アンプに接続することでエレクトリックアコースティックギターとしても演奏できる。

「FGC-TA」はクリアで明るく、ダイナミックで力強いサウンドを身上とし、「FSC-TA」はプレイヤーの身体にフィットする、くびれの深いコンパクトなシェイプながら太くパワフルな鳴りを実現する。カラーは「FGC-TA」がブラック、ブラウンサンバースト、ビンテージティントの3色、FSC-TA」はルビーレッド、ブラウンサンバースト、ビンテージティントの3色。ともに素材は表板がスプルース単板、裏・側板はマホガニー、ネックはナトー、指板はローズウッド。