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【この記事のエキスパート】
株式会社寝室デザイン研究所 代表取締役:松本 康人

株式会社寝室デザイン研究所 代表取締役:松本 康人

国内寝具メーカーとヨーロッパ寝具メーカー日本法人に32年間勤務。2019年に独立開業しました。日本はもちろんヨーロッパやアジアの展示会、工場に加え、素材を求めて農場まで足を運んで得た知識をもとに、日本の環境に合わせた商品提案をしています。睡眠の大切さを普及させるために、上級睡眠健康指導士とインテリアコーディネーターの資格を取得。寝具・睡眠・寝室の「眠り」のすべてにアドバイスします。


本記事では、サポート力が強く、寝返りを打ちやすくしてくれる高反発枕の選び方やおすすめ商品を紹介します。すっきり起きられない方や起きたら肩や首が痛い方、ストレートネックの方におすすめの枕です。西川やマニフレックス、モットンなどの人気商品をピックアップ。

高反発枕の特徴と低反発枕との違い

低反発フォームは、かかる重みに対して沈み込んで形を整える、海外ではメモリーフォームと呼ばれます。それに対し、高反発フォームはポヨンポヨンと跳ね返す、弾力を持っているものとなります。

ただし、もともと低反発に対して高反発という言葉はなく、「高弾性」というのが正しい表現です。いわゆる高反発フォームの反発弾性は、低反発の15%未満に対し、高反発は50%以上との定義があります。となると15%から49.9%までは、中反発というようなイメージでしょうか。

また、高反発という言葉は、ファイバーやラテックスでも使用されており、正式な定義を見つけることはできませんでした。そのため、この記事では、寝具の専門家として長年枕に携わっている専門家のお話をもとに、低反発以上の弾性をもつ素材を、高反発枕として取り上げ、ご紹介していきます。

低反発枕との違いは?

高反発枕とよく比較される低反発枕ですが実際にどのような点が違うのでしょうか?
よくわからないという方にむけて下記まとめてみました!

低反発枕の特徴

・表面や素材自体がやわらかい
・力を加えるとゆっくり復元
・頭から肩までを柔らかく包み込み頭の形状や重さに合わせてフィット

高反発枕の特徴

・低反発枕と比べて硬いものが多く変形しにくい
・力を加えるとすぐ復元
・サポート力があり、寝返りを打ちやすい

高反発枕の選び方

では早速、専門家が提案する高反発枕の選び方から見ていきましょう。ポイントは下記。

【1】身体や体勢にあったものを選ぶ
【2】サイズで選ぶ
【3】素材で選ぶ
【4】お手入れ方法も確認

これらをおさえて、心地よく眠れる高反発枕を手に入れましょう。一つずつ解説していきます。

【1】身体や体勢にあったものを選ぶ

男性や体格がしっかりした方は高めの枕、女性や子供、細身の方は低めの枕を選ぶようにしましょう。

仰向き寝の場合には、肩甲骨から頭の位置がまっすぐ(少し顎を引き気味)になり、背中が地面につかないS字の曲線をキープできるのがベスト。

横向き寝の場合には、自分の肩幅に合わせて首の骨が頭から背骨にかけてまっすぐになるように選んでください。

特に高反発の枕は、マットレスの硬さによって高さが変わるので注意して選んでいきましょう。

高さが調整できるタイプも!

出典:Amazon

買ってみたけれど、高さが合わなかった……ということを防げるのが高さを調整できる枕です。ウレタン素材などのシートが付属しており、自分にちょうどいい高さに調整できますよ。

【2】サイズで選ぶ

枕には一般的に、小さめ(約35×50cm)・基本(約63×43cm)・大きめ(約50×70㎝)の3サイズと用途によって選べる3サイズの展開となっております。表にまとめてみましたので参考にしてみてください!

いずれにしても、正しい高さと寝返りのしやすさで選ぶことがポイントとなります。また、凹凸のないフラットな形状だとスムーズに寝返りしやすいですよ。

【3】素材で選ぶ

反発弾力が低反発より高いものは、主にウレタンフォームを筆頭に、釣り糸を絡めたようなファイバー、ゴムの樹液を発泡させたラテックスフォームがあげられます。それぞれの素材について、詳しく見ていきましょう。

最もスタンダードな「高反発ウレタンフォーム」

出典:Amazon

ウレタンフォームとはポリウレタン樹脂に無数の気泡が空いている素材のことで、反発弾性50%以上のウレタンフォームが基本的に高反発となります。

しっとりとした肌触りで心地よく眠れるのも特徴。ウレタンフォームは年々進化を続けており、中には洗濯可能なウレタンフォームも販売されていてとても衛生的ですよ。

「高反発ファイバー」は水洗いできて衛生的

出典:Amazon

ポリエチレン等、太めの釣り糸のような素材を絡み合わせてフォームにしたものです。通気性が高く、素材自体は水洗い可能なので衛生的。ハウスダストやアレルギー持ちの方には特におすすめ。

比較的硬めの素材が多いです。素材自体は吸湿性がなく、熱がこもりやすい面があります。

通気性に優れじっとりしない「高反発ラテックス」

出典:Amazon

東南アジアから南インドで栽培される、ゴムの樹液を発泡させた素材です。焼却処分でも有害物質が出ず、太陽の下で土に還る天然素材となります。耐久性に優れていますがフォーム本体の洗濯は不可なので注意しましょう。

通気性に優れており寝汗をかいてもじっとりとすることもありませんよ。抗菌や防ダニ効果もあるのも嬉しいポイント。

【4】お手入れ方法も確認!

高反発ファイバーは、ジャブジャブ洗濯可能です。ラテックスとウレタンフォームは基本的に家庭での洗濯が不可の商品が多いでしょう。ファイバーやウレタンフォームは短時間の日干しが可能ですが、炎天下に長時間干すと熱がこもる傾向もあります。

また、ウレタンフォームは変色しやすく、ラテックスフォームは日干し厳禁。特にラテックスフォームは、太陽の紫外線が当たると劣化しやすく、硬くなり砂のようにボロボロ崩れます。通気だけの手入れにとどめておきましょう。

高反発枕のおすすめメーカー・ブランド

やはり、高反発枕は寝具に特化したメーカーやブランドの製品がいいでしょう。アイテム選びの参考にしてみてください!

西川:安心感ある老舗の寝具メーカー

出典:Amazon

1566年に創業した日本の寝具メーカー。「よく眠り、よく生きる。」をコンセプトに、布団やマットレス、枕など豊富な商品をラインナップしています。ブランドエアーやアンドフリーなどのオリジナルブランドは高品質で多くの方に愛されています。

また、オーダーメイドの枕ブランドも展開しており、寝具にまつわるトータルメーカーとしての絶対的地位を獲得しています。

magniflex(マニフレックス):プロアスリートも愛用!

出典:Amazon

創業60年のイタリア発、寝具ブランド。高反発の独自素材「エリオセル」を用いたマットレスや枕が人気です。ドイツの厳しい耐久性テストもクリアしており、マットレスで10年、枕で3年も保証期間があるので長く安心して使えます。

またプロ野球選手やバスケットボール選手などアスリートにも愛用者が多く、最高の寝心地を味わえるでしょう。

Motton(モットン):枕の高さを変えられ、老若男女におすすめ

出典:Amazon

人の体温や耐圧によって変化する自社開発の高反発ウレタンを採用しており、日本各地のホテルや整骨院に導入されています。モットンの最大の特徴といえば、枕の高さが変えられるという点。性別や体型などを問わずに使えますよ。

素材選びから反発力試験、耐久試験などを幾度となく繰り返して完成した高反発枕を体感してみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)