マランツは2月15日、「30シリーズ」に続く新世代のマランツデザインを謳うネットワークプリメインアンプの新製品「MODEL 40n」を3月下旬より発売すると発表した。価格は286,000円。シルバーゴールド/ブラックの2色が用意される。
MODEL 40nの外観は、シンメトリーとポートホールに代表されるマランツ伝統のデザイン要素を受け継ぎつつ現代的に再構築されたもの。印象的でありながらさまざまなスタイルのインテリアに調和する普遍性を兼ね備え、空間にオーナーの個性を反映させるデザインを目指したという。
機能面では、ネットワークプリメインアンプ「PM7000N」およびHDMIセレクター搭載Hi-Fiステレオアンプ「NR1200」が示した新しいHi-Fiアンプのあり方をさらに推し進め、より上位に位置する製品となっている。
ARC/CEC対応のHDMI入力端子を装備し、音楽コントロールアプリ「HEOS」によりネットワークオーディオ/ストリーミングサービスへ対応。MMカートリッジ対応のフォノイコライザー、アナログ/デジタルともに豊富な入力端子を備えており、さまざまな音源を高音質で楽しめる。
プリアンプ部は、マランツオリジナルの高速電圧増幅モジュールHDAM(R)/HDAM(R)-SA2を搭載した可変ゲイン型。2017年発売の「PM8006」との比較で45%のノイズ低減を果たしている。パラレルプッシュプルのパワーアンプ部はフルディスクリートの電流帰還型で、圧倒的なスピーカー駆動力を実現。電源回路はクラス最大級のトロイダルトランスとカスタムコンデンサーにより余裕のある電力供給を実現している。
主な仕様は下記のとおり。
- 定格出力:100W+100W(4Ω、20Hz-20kHz)、70W+70W(8Ω、20Hz-20kHz)
- 周波数特性:5Hz-100kHz(±3dB)
- 入力感度/入力インピーダンス:PHONO(MM)1.6mV/47kΩ、CD/LINE/RECORDER 220mV/16kΩ、POWER AMP IN 1.5V/15kΩ
- S/N比:PHONO(MM)87dB(5mV入力)、CD/LINE/RECORDER 113dB(定格出力)、POWER AMP IN 125dB(定格出力)
- トーンコントロール:BASS(50Hz)±10dB、TREBLE(15kHz)±10dB
- 音声入力端子:アンバランス×3、PHONO(MM)×1、POWER AMP IN×1、HDMI ARC×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1、USB Type-A×1
- 音声出力端子:サブウーハープリアウト×1、RECアウト×1、ヘッドホン×1
- その他入出力端子:ネットワーク×1、Bluetooth/Wi-Fiアンテナ入力×2、マランツモートバス(RC-5)入出力×1
- 消費電力:220W
- 待機電力:0.3W(通常スタンバイ)、2W(ネットワークスタンバイ)
- サイズ:W443×H130×D432mm(ロッドアンテナを寝かせた状態)、W443×H194×D432mm(ロッドアンテナを立てた状態)
- 重さ:16.7kg