NTTドコモは2月16日、富士通コネクテッドテクノロジーズ(現FCNT)製のシニア向けスマートフォン「らくらくスマートフォン me F-03K」について、VoLTE(HD+)による音声通話を引き続き利用するためには同日提供を開始したソフトウェアアップデートの適用が必要であるとのアナウンスを行った。
VoLTEは、データ通信を想定した通信規格であるLTEを通じて音声通話を行うための技術。NTTドコモでも2014年6月移行VoLTEによる音声通話サービスを提供しており、「らくらくスマートフォン me F-03K」の音声通話でも2GのGSM、3GのFOMAとともに3.9Gの音声通信にVoLTEを利用している。
VoLTEには一般的なAMR-WBコーデックに対応したものと、高音質なEVSコーデックに対応したものがあり、ドコモはEVS対応のものをVoLTE(HD+)として提供している。今回のアナウンスはこのVoLTE(HD+)の利用にかかわるもので、今後も引き続きVoLTE(HD+)を利用するためには、同日提供が開始された「らくらくスマートフォン me F-03K」のソフトウェアアップデートの適用が必要だという。
3G/VoLTEでの音声通話はソフトウェアアップデート実施の有無によらず利用できるとのことなので、ソフトウェアアップデートを行わなかったからといって音声通話が不可になるということはないが、ドコモでは製品のより安全で快適な利用のためにソフトウェアアップデートを実施することを推奨している。
アップデートを即時実行するには、ホーム画面から「本体設定」→「その他」→「端末情報」→「ソフトウェアアップデート」→「今すぐ更新」と選択し、インストールを開始するというメッセージが表示されたら「インストール」を選択すればよい。ソフトウェアアップデートによる更新時間は約11分。アップデート後のソフトウェアバージョンはビルド番号「V39R069A」となる。