情報オリンピック日本委員会は2月12日・13日、「第21回日本情報オリンピック(JOI 2021/2022)」本選をオンラインで実施した。
日本情報オリンピックは、高等学校2年に相当する学年以下の生徒・学生が集まり、数理情報科学の能力を競う智の競技会のこと。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、それをプログラムとして適切に実装することが求められる。
今大会には、過去最高となる1,709名(内女性260名)の申込があり、1,429名(内女性217名)がオンラインで予選に参加した。
本選には、一次予選と二次予選を経て、成績上位者ら179名(内女性6名)が参加。金賞は田中優希さん(灘高等学校 高1)、銀賞は西脇響喜さん(筑波大学附属駒場高等学校 高1)、銅賞は児玉大樹さん(灘高等学校 高1)に決定。そのほか優秀賞として27名が選ばれた。
金賞、銀賞、銅賞、優秀賞の30名は、3月に行われる春季トレーニング合宿への進出者となる。合宿では、8月7日~14日にインドネシアで開催予定の「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)」の日本代表選手4名を選抜する。
また、第21回日本情報オリンピック 本選奨励賞・成績優秀者も決定した。全国を6つの地区(ブロック)に分けた「ブロック制成績優秀者」(金賞、銀賞、銅賞は除く)は下記の通り。
- 北海道・東北地区 佐々木健吾さん(宮城県仙台二華高等学校 高2)、鴇田 結さん(宮城県仙台第二高等学校 高2)
- 関東地区 加藤潤成さん(渋谷教育学園渋谷高等学校 高2)、諸岡知樹さん(筑波大学附属駒場高等学校 高1)
- 中部地区 小原亮太さん(海陽中等教育学校 中等5)
- 近畿地区 尼丁祥伍さん(灘中学校 中3)、田村唯さん(大阪府立大学工業高等専門学校 高専2)
- 中国・四国地区 甲賀悠一郎さん(弓削商船高等専門学校 高専2)
- 九州・沖縄地区 西村淳志さん(熊本高等専門学校(熊本キャンパス) 高専2)
女性の参加者を奨励する「女性参加者奨励制度 成績優秀者」は、大野栞さん(筑波大学附属高等学校 高2)に決定した。