JOLEDは、アートや風景の映像を写して空間演出を楽しめる、27型の4K有機ELディスプレイを採用した“次世代インテリア”「glancy」を開発。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で2月11日から先行予約受付を実施中だ。本体の価格は18万3,000円だが、執筆時点で20%オフの15万9,000円で購入できる台数限定の早割プランを用意。正式発売は4月末を予定している。

  • glancyの設置イメージ

印刷方式で4K有機ELディスプレイを製造するJOLEDが、部屋の雰囲気をその日の気分によって変えたり、部屋に居ながらにしてギャラリーに訪れたような 「体験」を届ける、有機ELディスプレイの新たな楽しみ方を提案する商品として開発。

独自の中型・高画質の有機ELディスプレイ「OLEDIO」を採用。「薄くて軽く、部屋の壁に飾っても違和感なく溶け込む大きさで、その映像美と表現力は作品のこだわりをリアルに再現できる」としている。

画面サイズは26.9型で、解像度は4K/3,840×2,160ドット。HDRにも対応する。人の目では感じることのできない速度で数画素分画面を動かし、同じ画素が長時間に渡って発光するのを防ぐ技術によって、焼き付き対策を施す。

システムにはAndroid TVを採用。YouTubeやNetflixといった動画配信サービスや、スマートフォンの写真もglancyの画面で楽しめる。また、DiXiMなどの有料アプリをインストールすることで、別途用意したBDレコーダーなどと組み合わせてテレビを見ることもできるという。

glancy専用のコンテンツ配信サービスとアプリ「J-GARO」を発売と同時に提供開始。J-GAROのサブスクリプションサービスを通じて、世界中のアーティストや写真家とつながり、こだわりの作品を探し出せるとする。

2つのプランを用意し、風景や古典アートを楽しめるスタンダードプランは月額980円、これらに加えて現代アートが見放題になるプレミアムプランは月額2,980円。プレミアムプランの売上の一部は若手アーティストに還元する。CAMPFIRE限定で、プレミアムプラン6カ月分を提供するリターンも用意する。

風景作品は、初年度は日本の四季の風景を中心に、世界の約400作品を用意。古典アートは世界の美術館から約500作品、現代アートはglancy限定作品も含めた約100作品をラインナップする予定だ。

本体のインタフェースとして、HDMIやDisplayPort、USB-A、RS-232を装備。無線LAN機能とBluetooth機能も内蔵する。スピーカーは非搭載だが、別途用意したBluetoothスピーカーと接続できる。

同梱している壁掛け用の金具は縦・横回転可能で、縦横どちらでも設置可能。背面の取り付け部はVESA規格に準拠する。本体サイズは674×413×25.1mm(縦×横×厚さ)、重さは4.5kg(回転器具を含む)。モニタリモコンやドングル、USB-OTGケーブル、USBメモリ、電源ケーブルなどが付属する。