セゾン自動車火災保険は2月14日、「夫婦間・家族間におけるお金の管理」に関する調査結果を発表した。調査は2021年12月、全国の30代~50代の男女1,000名(男女500名ずつ)を対象にインターネットで行われた。
生計を共にする配偶者や家族の収入について、「すべて知っている」と答えた人は全体の35.2%にとどまり、64.8%が「一部知らない・わからないことがある」または「お互いひとつも知らない」と回答した。男女別に見ると、男性の71.1%、女性の58.5%がお互いの収入を把握していないという結果に。
また、親(義父母含む)の経済状況について、収入や支出の内訳を知らない人は68.0%、預貯金の残高を知らない人は55.9%、ローン残高や借入金の有無などを知らない人は32.8%と、さらに低い結果となった。
続いて、家族のキャッシュカードの暗証番号について聞いたところ、56.3%が「お互い知らない、不明・わからない」と回答。
普及が進むインターネットバンキングについては、自身と配偶者・同居人のどちらかまたはお互いが利用していると回答した人は64.3%にのぼったが、一方で、そのうちお互いのIDやパスワードを把握していない割合は70.7%と、高い割合を示した。
次に、家族の保険の加入状況について把握しているかと尋ねたところ、自分名義で加入している保険については、保険会社名や共済名を把握している人が67.9%だったのに対し、家族名義で加入している保険の詳細を把握している人は44.4%にとどまった。
さらに、普及が進むデジタル証券のIDやパスワードなどの把握状況に関しては、52.3%と半数以上が「家族に伝えていない」と回答した。