エンリッションはこのほど、インド工科大学ボンベイ校内に学生スタートアップを支援するカフェ「SHIRU STARTUP CAFE」をオープンした。ユニコーン起業家を輩出する同大と連携し、在学生及び卒業生のスタートアップと日本の個人投資家、ベンチャーキャピタル、コーポレートベンチャーキャピタルとのつながりを創るという。
起業のための活動拠点を創出
インド工科大学は、インドの理系国立大学で、研究水準の高さは国際的にも認められている。現在、インドのユニコーン企業の約6割を同大卒業生が占めており、2021年には卒業生が創設した企業のうち、BrowserStack、BharatPe、Meeshoなどがユニコーン企業へと発展。また、多くの有望なスタートアップを輩出している大学でもある。
SHIRU STARTUPは、同大の在学生および卒業生のスタートアップと日本の投資家、ベンチャーキャピタル、コーポレートベンチャーキャピタルとのつながりを創出するサービス。エンリッションは「世界中の学生に選択肢を与え、人生をより豊かに」というミッションを掲げ、これまで学生と企業の就職・採用支援を行ってきたが、同大において起業する学生が多いことから、その支援のためにSHIRU STARTUPを開始したという。
「SHIRU STARTUP CAFE」では、インド工科大学の学生に無料でドリンクとカフェスペースを提供し、起業のための活動拠点を創出。また、学内の起業支援機関であるE-cellと共同し、優秀なスタートアップを選出するイベントを開催するほか、卒業生のスタートアップからのガイダンスも設け、多面的に学生の起業活動を支援する。
同社は併せて日本人投資家、CVC、VC向けの登録サイトをオープン。同大出身スタートアップ企業の紹介などを行っていく。