メールアプリを操作していたところ、表示された「自分に通知」という項目。受信済のメールに通知して何の意味が? そもそもメールアプリは通知が届くのに? などと疑問に感じ、使ったことがないという人も多いのではないでしょうか。
ここでいう「自分に通知」とは、操作したメールを含む「スレッド」に対する通知です。スレッドとは、受信と返信を繰り返す一連のメールのやり取りのことで、ひとまとめに表示されます(『設定』→「メール」画面の「スレッドにまとめる」スイッチがオンの場合)。メール一覧画面で右端に丸で囲まれた「>」ボタンがある場合、スレッドを形成している一連のメールを確認できます。
「自分に通知」を有効にすると、同じスレッドに対し反応(相手からの返信)があったとき通知されます。スレッドを形成するメールのやり取りは、ひとつのテーマについて意見を述べ合うことが多く、内容を早く知りたい・すばやく反応したいもので、通知が役立つというわけです。
たとえば、A(自分)とB、C、計3人のメンバーがいるとします。メンバーBが送信したメールをA(自分)とCが受信し、それに「自分に通知」を設定しておくと、以降そのメールに対してBとCから返信があると通知が届くようになります。メールには「ヘッダー」と呼ばれる領域があり、返信の形をとるとヘッダーに含まれる一意のID(Thread-Indexなど)が引き継がれるので、スレッドを形成できるのです。
なお、「自分に通知」は返信文を作成するときのシートの一番下をタップするか、一覧画面でメールを長押しすると現れるメニュー、または左方向へスライドすると現れる「その他」をタップすると表示されます。気になるスレッドがあるときに活用してみては?