俳優の池田成志と豊田裕大が、女優の小芝風花が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー』(4月スタート、毎週土曜23:00~)、映画『妖怪シェアハウス』(6月公開)に出演することが分かった。
『妖怪シェアハウス』は、小芝演じる気弱で空気を読むことだけが取り柄だった目黒澪(めぐろみお)が、どん底に陥っていたところをシェアハウスで暮らす妖怪たちに拾われ、助けられながら悪い奴らを成敗していく姿を描いた異色のホラーコメディ。前作では、澪が妖怪たちと関わる中で「小説を書きたい」という夢を見つけ、“妖怪ヒラキナオリ”としてシェアハウスから羽ばたいていった。しかし今作では、生活するお金にも困り果て、描きたい小説も書けないとボロボロになってシェアハウスに里帰りし、再び妖怪たちと一緒に暮らすことに。
今回のシェアハウス「閻魔寺」で、妖怪たちの世話をする佐藤周役は池田が務める。池田は、つかこうへいや三谷幸喜、宮藤官九郎などさまざまな演出家の作品に出演し、舞台を中心に活躍する実力派俳優の1人。近年では『半沢直樹』(20年)や『緊急取調室』(21年)に出演していた池田が今作で演じる佐藤周は、超生臭和尚で、隙あらば酒を飲んでいるという仏の道を説く人間とは思えないいい加減さ。その一方で、澪には仏教にまつわるさまざまな説法をする掴めない存在だ。
ズタボロで戻ってきた澪を何かと気にかけてくれるキャラクターとして新たに登場するのが、交番の巡査・佐藤満。周の息子で、ゆくゆくは閻魔寺を継ぐ跡取りでもある満は、バイトに駆けずり回る澪を心配そうに見守るが、多々空回りもするちょっと残念な人物。そんな満を演じる豊田は、2019年に「第34回メンズノンノ専属モデルオーディション」を勝ち抜き、現在『MEN'S NON-NO』専属モデルとして活躍している。2021年に『じゃない方の彼女』でドラマデビューを果たした佐藤は「澪と満がどういう関係性になっていくのかを注目してみて下さい!」と語るが、2人は今後どうなっていくのか。
■池田成志(佐藤周 役)コメント
――出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
「え? どんな妖怪やるのですか?」と思いました。
――佐藤周というキャラクターをどのように演じたいですか? また、どのような部分をご覧いただきたいですか?
ふざけているのやら、真面目なのやら、という役ですが、そんな揺れ動く彼を感じていただければ。
――すでに撮影に入られているかと思いますが、現場の雰囲気はいかがですか?
隅にいることが多いので、非常に気楽ですが……それでいいのか? 不安です。
――主演の小芝風花さんの印象をお聞かせください。
本当に可愛い方ですね。実物はもっとでした。はい。
――もしご自身を妖怪と例えるとしたら?
妖怪人間もどき………精神不安定ドス。
――楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
私みたいなおじさんは、水木しげる先生や大映映画のおかげで、妖怪についてとても親しみやすさを感じております。この作品も次の世代に妖怪はじめ、面妖な事が世の中にはあるのだという感覚を伝えていけたらと感じております。いやマジで。
■豊田裕大(佐藤満 役)コメント
――出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
『妖怪シェアハウス』はシリーズものになるので、前作から築かれてきた雰囲気をしっかり理解して臨もうと思いました。また、主演の小芝風花さんを含め主要キャストのみなさんがお芝居が上手い方々ばかりなので、掛け合いを楽しみながらもたくさん勉強させていただこうと思いました。
――佐藤満というキャラクターをどのように演じたいですか? また、どのような部分をご覧いただきたいですか?
満は奥手でヘタレなキャラクターで、特に気になっている異性の前だとさらに空回りします。ただ、この様な性格は多くの男性が共感出来る気がしますし、僕自身も「わかるなぁ」と思いながら演じています。満の度重なるおっちょこちょいな部分を存分に発揮して、僕の日常生活で「おっちょこちょいはもういいや!」となるくらいお芝居で昇華出来ればと思います。また、澪と満がどういう関係性になっていくのかを注目してみて下さい!
――すでに撮影に入られているかと思いますが、現場の雰囲気はいかがですか?
とても良い雰囲気だと思います! 前作からの皆さんの団結力が出来上がっていたのですが、その輪に優しく迎え入れて下さいました。いい作品を作ろうという熱量が感じられる現場です。
――主演の小芝風花さんの印象をお聞かせください。
小芝さんは、若いのに芝居経験豊富で凄いなと思っていました。実際にお会いしてみると、現場で常に笑顔で明るく居て下さって元気をもらえますし、新参者の僕にも気さくに話しかけて下さり、とても優しい方だと感じました。スタッフさんへの気遣いなども含め、見習いたいなと素直に思います。あとは、こんなに表情がコロコロ変わる方は初めて見ました。
――もしご自身を妖怪と例えるとしたら?
寒さがとにかく苦手なので、「寒がり妖怪」です。今作ではセットでの撮影がメインなので本当に助かっています(笑)。
――楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
『妖怪シェアハウス』を楽しみにしてくれている皆さん、初めまして豊田裕大と申します。前作を見てから僕もこの作品の虜(とりこ)で、この世界観で撮影できているのがとてもありがたいです。この作品を面白おかしく、真面目に皆さんの元に届けられればと思います。僕が演じる新キャラクターの満も皆さんに愛してもらえるように全力で頑張りますので、見ていただけると嬉しいです!