フジテレビ系では、きょう12日(19:00~)に『北京オリンピック ジャンプ男子ラージヒル決勝』を放送。小林陵侑選手は、ノーマルヒルに続き2冠となれば、個人種目としては日本人初の快挙となる。
そんな小林選手の金メダルの行方を、冬季オリンピック史上最多8回出場している現役のレジェンドアスリートで、小林選手の師である葛西紀明氏(フジテレビ系 北京2022オリンピック 冬のレジェンド コメンテーター)が、現地・北京で語った。
――いよいよラージヒル決勝、ノーマルヒルと競技としての違いは?
「ノーマルヒルよりスケールの大きなジャンプが見られるが、大ジャンプの分テレマークを決めるのも難しい。大ジャンプとテレマークの両立が求められます」
――小林陵侑選手本人はラージヒルの方が得意と言っているが、それはどういうポイントか?
「ラージヒルはノーマルヒルと比べてスピード、風圧、風力全てが大きくなります。陵侑はそれらを生かせる技術力が非常に高いです」
――予選では9位、小林陵侑選手のジャンプの良かったところ、課題は?
「テレマークはしっかり決まっていました。頭の切り替えが早い選手なので、少しの修正さえすれば絶対大丈夫です!」
――決勝で小林陵侑選手のライバルとなりそうな選手は?
「ノルウェーのグラネルード選手とリンドヴィーク選手ですね。W杯でも好成績をおさめていますし、テイクオフ時の力の伝え方がとても上手いですね」
――ズバリ、小林陵侑選手が金メダルを獲る確率は?
「予選のままでは60%ですけど、うまく切り替えることができれば確率はぐっと高くなります!」
――改めて決勝のみどころを。
「飛距離が一緒なら差が出るのはテレマーク。陵侑はこのテレマークが非常に得意なので2個目の金メダルをぜひ一緒に見届けましょう!」