女優の高畑充希が11日、東京・渋谷区でフォトエッセイ集『穴があったら入ります』(2月28日発売)の発売記念イベントを実施。「恥ずかしい」と繰り返しながら初のエッセイ発売をアピールした。

  • 高畑充希

同エッセイは、高畑が2年かけて手がけた16編の未公開エッセイを掲載。他、北海道・釧路から根室への旅と、名古屋でのファッションシューティングの模様をおさめた撮り下ろし写真が展開される。また、渋谷PARCO4階の「PARCO MUSEUM TOKYO」ではエッセイ発売に合わせて展覧会「穴があったので、入りました」(2月12日~28日)も開催される。

高畑は「初めて文章というものをちゃんと書いた。こんな私のつたない文章を、見てもらう日になってしまったという恥ずかしさと、どうしようというパニックもある」と本音を吐露。2年弱の執筆期間について「私がずぼらな人間で、何かと言い訳つけて『明日にしよう、明日にしよう』って言ってたら1カ月経ったりする。自分の怠けたい心との戦いでした」と振り返った。

また「私自身、『恥ずかし~』『穴が入りたい!』と思うことが日常茶飯事」と言い、「それがぜんぜん顔に出なくて苦労するよ、という話(エッセイ)を1本書いた。このエッセイが本になることがもう、めちゃくちゃ恥ずかしい。うれし恥ずかしい。穴があったら入りたいと思って書き始めて、16本書いているうちに『穴があったら入っちゃえばいいじゃん』という境地に達して、恥ずかしさを通り越した」と話した。

エッセイのタイトルにちなんで、“穴があったら入りたくなったエピソード”を問われて「えぇ…今ここに穴があったら入りたい(笑)。正直、こんなに(報道陣が)集まってくださると思っていなかった。すごい、今レンズが私を見てるんです。今、私がちょっとでも変なこと言ったら記事になるんだと思うと、怖すぎる(笑)。怖いし恥ずかしい。こうやってニュースで取り上げてもらって『読んでみようかな』と思ってくださる方がいるのも恥ずかしい。読んでほしいという気持ちと読まれたくないという矛盾した感情とこの1、2カ月ずっと戦っています」と明かした。

展覧会に関しても「なにせ自分の写真しかないから恥ずかしい(笑)。自分にずっと360度見られるので」と照れ笑いを浮かべていた。