箱根登山鉄道は、「貨物電車モニ1形・車両基地見学会」を4月30日に開催すると発表した。貨物電車モニ1形は1975年に製造された保守用無蓋貨物電車で、おもに夜間の線路保守作業時にレールなどの運搬に用いられている。

  • 貨物電車モニ1形

2009年には、車体カラーがグレーからオレンジ色に塗り替えられ、沿線に出没するイノシシをモチーフとしたイラストが描かれた。その特徴的な見た目や希少性から、箱根登山鉄道の特色ある車両のひとつとして知られているが、日中は人目に付きにくい強羅駅の隅に留置されている。今回、初めての取組みとして同車両を入生田車両基地に展示し、間近で見学してもらうこととした。

当日は10~12時と14~16時の2回に分け、各回20名を対象に見学会を開催。車両基地スタッフの解説付きでモニ1形を床下機器や屋根上機器まで見学でき、停車中の同車両の荷台に乗ることもできるという。旧型車両100形も展示するほか、箱根登山電車オリジナルグッズ・鉄道部品の販売会も実施する。参加記念ノベルティのプレゼントもあるという。

  • 車両基地見学会イメージ

参加費は1人6,000円。参加申込みは、「箱根登山電車 ONLINESTORE」にて2月16日10時から受け付ける。先着順のため、定員に達し次第、締め切るとのこと。