俳優の佐野勇斗とお笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘が、11日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(毎週金曜23:00~)に出演する。

  • 佐野勇斗=フジテレビ提供

オープニングでは、佐野がパンサーのファンであることを告白。特に尾形のギャグが大好きなのだという。しかし当の尾形は、佐野の発言に違和感を抱き、そわそわし始める。だが佐野は、そんな尾形を意にも介さない様子で、さらには、自身のプライベートに関して重大な事実を報告。しかしここでも、あることに気付いた尾形が、慌てふためいてしまう。

特集のテーマは、「騙(だま)されるな!巧妙化するフェイクニュース」。スマートフォンの普及などにより、今では多くの人がネットニュースから情報を得る時代。しかし、それらのニュースの中には、意図的に世間を欺くニセ情報やデマ=“フェイクニュース”が紛れている。先頃も、「今後トイレットペーパーが不足する」というデマが流れ、それを信じた人々が買い占めに奔走するという騒動に発展。今や、世に出回る情報を正しく読み取る力が求められているのだ。そこで今回は、日に日に巧妙化するフェイクニュースのさまざまなトリックを徹底検証する。

スタジオではまず、フェイクニュースとは何なのか、その定義を解説。そして、特定の者に都合の良い情報だけを発信して大衆の印象を操ろうとする「印象操作」や、CGなどで映像に手を加えたフェイク動画を流す「映像の加工」といった、フェイクニュースで使われる手法のパターンを紹介していく。

続いて脱力メンバー全員で、実際のフェイク映像を見ながら、その巧みな手口を検証することに。しかし、そのあまりにも衝撃的な内容に、にわかに騒然となる一同。そんな中、尾形はなぜか冷や汗をかき始め――。

後半では、とあるVTRを公開され、エンディングでは番組恒例の“洗礼”まで受ける羽目に。とことん追い込まれた尾形が、最後に思わず叫んだ“名言”とは…。

収録を終えた佐野のコメントは、以下の通り。

――番組初出演の感想をお聞かせください。

「友達の役者さんが出ていることも多くて、いつも楽しく拝見している番組なので、オファーをいただいたときはすごくうれしかったんです。でも、ここまでちゃんとした台本が用意されているとは全く予想していなかったので、めちゃくちゃ緊張してしまいまして…。ですから台本を事前に読み込んで、かなり練習して本番に臨みました。正直、役者としてデビューしてから約7年の間に出演させていただいたバラエティ番組の中で、今回が一番緊張しましたね(笑)」

――本番中、特に苦労された点は?

「僕の言動が“振り”になって、その後の展開が成立する、という場面も多かったので、まずは台本に忠実に、ということを心掛けたんですが、意外とアドリブを求められる部分も多くて、ちょっと大変でしたね。また、“リハーサルなしで一発撮り”という収録スタイルに慣れていないので、そこもけっこう苦労しました。このスタイルを毎回こなされている有田さんたちは本当にすごいなって、改めて思いましたし、役者として、いろいろと勉強になることが多かったです」

――今回の収録を振り返って、反省点はありますか?

「もちろん、めちゃくちゃありますよ!“あのセリフは、こういう言い方をすればよかったな”とか、“あそこは、何もしゃべらず黙っておいた方が面白かったかな”とか(笑)、もう反省点だらけです。でも、ありがたいことに、周りのみなさんがうまくフォローしてくださったので、なんとか大事故は防げたかなと(笑)」

――収録を終えて、達成感は…?

「いえいえ、全くないです(笑)!達成感というより、“なんとか無事に終わったな”という安心感ですね(笑)」

――パンサー・尾形さんの印象は?

「ほぼ初対面だったんですけど、お会いした瞬間、めちゃくちゃ真面目で良い人だなって思いました(笑)。尾形さんって常に、ちゃんと僕の目を見てお話ししてくださるんですよ。ただ本番中は、あんまり僕の方を見てほしくなかったんですけどね、笑っちゃうから(笑)。必死で訴えかけてくる尾形さんの熱量がもう半端なくて。あの顔は、本当に面白すぎました(笑)」

――そういえば今回、佐野さんはかなり笑顔を見せていましたが…?

「いや、そりゃ笑っちゃいますよ!あの尾形さんを見て笑わずにいられるなんて、絶対に無理ですって!正直言って、本番中、笑いをこらえなきゃいけないことを完全に忘れていた瞬間が何度かありました(笑)」

――では、今回の『全力!脱力タイムズ』の見どころを教えてください。

「一応、僕としては、有田さんたちとの掛け合いはうまくできたかなと思うので、視聴者のみなさんにも楽しんでいただけたらうれしいです。あとは何と言っても、尾形さんの“名言”に注目してほしいですね(笑)。あの一言は本当に忘れられないです。あんな言葉、僕には思いもつかないですもん(笑)」

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