マイナビは2月9日、「就職活動に対する保護者の意識調査」を発表した。調査は1月14日、16日、大学4年/大学院2年で今年(2021年度)就職活動を終えた、もしくは現在活動中の子どもを持つ保護者1,000人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「就職活動に対するサポートで、どちらかというと『親側から自発的に行ったもの』」を聞くと、最も多かったのは「あまり気を遣わないような雰囲気や環境作り」(45.6%)だった。

  • 就職活動に対するサポートで、どちらかというと「親側から自発的に行ったもの」

次に「子どもが入社する企業の特徴として望むもの」を聞くと、「経営が安定している」(51.5%)、「本人の希望や意思に沿っている」(25.3%)、「社風や雰囲気がよい」(18.3%)、「企業の成長性が見込める」(15.7%)、「福利厚生が充実している」(13.2%)、「子どもの能力・専門性を活かせる」(12.7%)だった。

  • 子どもが入社する企業の特徴として望むもの

そして、「子どもに働いてほしい業界」を聞いたところ、1位「官公庁・公社・団体」、2位「総合商社」、3位「医療・調剤薬局」、4位「ソフトウェア・情報処理・ネット関連」、5位「教育」となっている。

  • 子どもに働いてほしい業界

さらに、「子どもに働いてほしい企業」を尋ねると、1位「公務員」、2位「トヨタ自動車」、3位「ソニー」、4位「三菱商事」、5位「味の素」となっている。

  • 子どもに働いてほしい企業

同社のキャリアリサーチラボ 研究員 長谷川洋介氏は「保護者側が環境・価値観の違いを受け入れて、理解することが必要です。そのためには、現在の就職活動に対する情報収集をしたり、子どもとのコミュニケーションを取り理解を深めながら、就職活動のサポートを行うことが重要」とコメントする。