ビッグローブは2月8日、「Z世代の意識調査」の結果を発表した。調査は1月27日~28日、全国の18歳~25歳の男女600名、比較対象として30~60代の男女200名を対象にインターネットで行われた。
「自身の行動や考え」について複数の質問をしたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」の割合が多い順に、「いじめやハラスメントはみっともない」が82.7%、「人に迷惑をかけたくない」が81.0%、「多様性は大切だと思う」が80.7%という結果に。
また、「周囲から浮かないようにしたい」は68.8%と、多様性は大切と思っているものの、自分が突出することには抵抗感があるよう。そのほか、「人と競争するのが苦手」は71%、「他人にあまり興味がない」は63.7%、「世の中の役に立ちたい」が64.7%となり、最も割合が少なかったのは「自分の判断に自信がある」で、47%と不安も浮き彫りとなった。
同様に、「SDGs」に関しても複数の質問をしたところ、「SDGsについて理解している」について「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人の割合は54.7%。また、「SDGsについて共感できる」は59.5%、「SDGsについて関心がある」は57.8%と6割近い結果に。
さらに、「世のため人のためになることをしたい」は59.5%、「SDGsソーシャルグッドに取り組む企業に好感を持つ」が55%、「SDGsに配慮した商品を買いたいと思う」は53.7%と、5割超がSDGsを行動の基準にしたいと考えていることがわかった。
一方、30代~60代の結果をみると、「SDGsソーシャルグッドに取り組む企業に好感を持つ」については、30代~60代が46%に対し、23歳~25歳が51.7%、18歳~22歳が58.3%と、より若い年代ほど、SDGsへの意識が高い結果となった。
続いて、「日本の政治」に関して複数の質問をしたところ、「政治に興味がある」については、「あてはまる」「ややあてはまる」が43.5%と4割にとどまった。また、「自分が投票しなくても政治は変わらないと思う」は56.8%、「日本の未来に期待をしていない」59%と、政治への関心は高くないよう。
また、「仕事観」については、「社会に貢献できる仕事がしたい」が60.5%、「仕事上の競争や優劣に興味がない」は65%、「バリバリ働いて稼ぐよりマイペースに」は72.7%にのぼった。