1月生まれの人に誕生日プレゼントとしてジュエリーを贈りたいなら、誕生石を選ぶのがおすすめです。

宝石によっては好みに合う色を見つけにくいこともありますが、1月の誕生石であるガーネットならカラーバリエーションが豊富にあります。好みに合うカラーを見つけやすく、プレゼントに喜ばれやすいのもポイントです。

この記事では、1月の誕生石であるガーネットを紹介します。誕生日プレゼントにジュエリーを贈りたい人に役立つ内容ですので、ぜひご一読ください。

  • 1月の誕生石はガーネット! ガーネット以外にはない

    1月の誕生石であるガーネットについて紹介する記事です

1月の誕生石はガーネット! ガーネット以外にはない

誕生石とは、生まれた月ごとに定められた宝石を指します。1月の誕生石はガーネットです。

ガーネットとは

ガーネットの日本語名は、柘榴石(ざくろいし)です。マグネシウム・鉄・マンガン・カルシウム・アルミニウムなど、さまざまな成分から成り立っている鉱物です。

主に研磨材に使われますが、美しいものは宝石として用いられます。

ガーネットの効果

ガーネットはパワーストーンだと考えられていて、身につけることでさまざまな効果が期待できます。パワーストーンとは特殊な力を持つと考えられている天然石のことです。

ガーネットには、想像力や物事を見抜く能力が高まることや、友情や愛を深める媚薬のような効果が期待できるといわれています。身につけることで苦難に耐え、目的を達成できるとされるパワーストーンです。

ガーネットの歴史

レッドガーネットのネックレスは数千年前にはエジプトのファラオの首を飾り、来世のための財産としてミイラ化した遺体とともに埋葬されていた歴史があります。

古代ローマ時代には、彫刻が施されたシグネットリングにガーネットが用いられ、スタンプとして重要な書類の封印に用いられていました。

紀元23年から79年までのローマでは、レッドガーネットは広く取り引きされていた宝石です。中世においては、聖職者や貴族に好まれていました。

1,500年頃に中央ヨーロッパで、ボヘミアンガーネット鉱床が発見され、レッドガーネットを入手しやすくなりました。この鉱床での産出のピークは1800年代後半です。

ガーネットにまつわる伝説

旧約聖書「創世記~ノアの箱舟」に書かれていることで有名な、地球上のすべてのものを押し流す大洪水の時にガーネットは登場しています。

雷雨と深い暗闇の中、赤く輝くガーネットがノアの箱舟の灯火・守りとなりました。その光は希望の方角を照らし続けたと聖書に記されています。

  • 1月の誕生石はガーネット! ガーネット以外にはない

    1月の誕生石であるガーネットはパワーストーンとしても知られています

ガーネットの宝石言葉

ガーネットには下記のような宝石言葉があります。

貞操、真実、友愛、忠実、繁栄、実り

ガーネットを贈り物にする際の参考にしてください。

  • ガーネットの宝石言葉

    ガーネットには真実や実りなどの宝石言葉があります

ピアスやネックレスなどによく使われる! 宝石としてのガーネット

ガーネットはアクセサリーにもよく用いられる宝石です。ガーネットの、宝石としての特徴をみていきましょう。

ガーネットが宝石と認められるための規定

天然石であるガーネットが宝石として認められるためには、下記のような規定があります。

・希少価値がある
・外観が美しい
・モース硬度7以上
・天然石である

このような基準をクリアした希少なガーネットが、宝石として取り引きされています。

ガーネットの主要産地

天然石のガーネットは、主にインド・スリランカ・チェコ・ロシア・東アフリカ・アメリカ・ブラジルなど、世界各地で採掘されています。

多彩なカラーがある

ガーネットは赤い宝石だというイメージを持っている人が多いかもしれませんが、実はさまざまなカラーがある宝石です。赤色の他には、ピンク・薄茶・黄・緑・無色など、40種類以上もの多彩なカラーがあります。

色を選択できますので、相手の好きなカラーを選んで贈れます。

ガーネットのお手入れ方法

ガーネットの硬度は6.5~7.5で、扱いやすいジュエリーとされています。適切にお手入れすることで、永く着用し続けられます。

日常的なお手入れは、柔らかい布で優しく拭くだけで問題ありません。念入りにお手入れする時には、中性洗剤と柔らかいブラシを使って、優しく洗いましょう。

  • ピアスやネックレスなどによく使われる! 宝石としてのガーネット

    ガーネットはカラーバリエーションが多彩な宝石です

ガーネットの主な種類

ガーネットはカラーバリエーションが多いことから、いくつかの種類に分類できます。ここでは、ガーネットの主な種類をみていきましょう。

アルマンダイトガーネット

アルマンダイトガーネットとは、黒っぽく深い赤色のガーネットで、最もよく知られています。主な産出国はインドで、日本の市場に流通しているガーネットのほとんどを占めています。

スペッサルタイトガーネット

スペッサルタイトガーネットとは、オレンジ色のガーネットのことです。かつて主要産地であった、ドイツ・ババリア地方の町、スぺッサルトにちなんで名付けられました。

ロードライト

ロードライトとは、紫を帯びたローズレッドのガーネットのことです。薔薇に近い紫がかった赤色をしていることから、ギリシャ語の「薔薇の石」が語源となって名付けられました。

最初に見つけられたのは1800年代後半、アメリカのノースカロライナ州です。

ウンバライト

ウンバライトには、シャンパン色、ピンク色、ブラウン色などの浅めの色合いがあります。発見されたのがタンザニアとケニアの国境付近にあるウンバ川流域だったことから、ウンバライトと名付けられました。

グロシュラライト

グロシュラライトは、黄緑色の卵形の果実をつける植物の学名Grossularia(グロシュラリア)にちなんで名付けられました。緑色・オレンジ色・赤褐色・無色・黄色など、さまざまな色があります。

グランダイト

グランダイトはグロシュラライトと後述のアンドラダイトが混ざり合ったものです。淡緑色・緑色・淡黄色・橙色・褐色などさまざまな色合いがあります。

グランダイトの中で透明度の高いものは、シャンパンダイヤモンドやコニャックダイヤモンドの代替品として用いられることがあります。

アンドラダイト

アンドラダイト分類されるガーネットには、下記のようなものがあります。

  • ダイヤモンドよりも分散光が強く美しい緑色の「デマントイド・ガーネット」
  • 黄色くトパーズに似ていることから名付けられた「トパゾライト・ガーネット」
  • 黒色の「メラナイト・ガーネット」

など

デマントイド・ガーネットは産出量が少なく、希少価値が高い宝石です。

  • ガーネットの主な種類

    ガーネットの主な種類を紹介しました

1月の誕生日ごとの誕生石

誕生日ごとにも誕生石は設定されていますので、みていきましょう。

1月1日 琅玕(ろうかん) 1月11日 ヘマタイト原石 1月21日 テクタイト
1月2日 ランドスケープアゲート 1月12日 ソーダライト 1月22日 スターベリル
1月3日 ロードクロサイト 1月13日 ロードナイト原石 1月23日 アレキタイプガーネット
1月4日 クリソコーラ原石 1月14日 ライスパール 1月24日 ミルキークォーツ
1月5日 ジルコン 1月15日 インドスタールビー 1月25日 サードオニキス
1月6日 スターガーネット 1月16日 ブルームーンストーン 1月26日 パイロープガーネット
1月7日 アンモライト 1月17日 不透明琥珀 1月27日 アルマンディンガーネット原石
1月8日 グリーントルマリン 1月18日 ネフライト 1月28日 ピンクトパーズ
1月9日 ブラックトルマリン 1月19日 ビックスバイト 1月29日 クリスタルクォーツ
1月10日 ハーキマーダイヤモンド 1月20日 スノーフレークオブシディアン 1月30日 パーティーカラードフローライト
1月31日 アレキサンドライトキャッツアイ

このように、生まれ日ごとに異なる誕生石が設定されています。贈り物をする際には参考にしてください。

  • 1月の誕生日ごとの誕生石

    1月の誕生日ごとの誕生石を紹介しました

1月の誕生石ガーネットはカラーバリエーションが豊富! 誕生日の贈り物におすすめ

1月の誕生石はガーネットで、ガーネット以外にはありません。ガーネットは深い赤色だと思っている人が多いかもしれませんが、紫やオレンジなど40種類以上もの色があり、好みに合わせて選べます。

ガーネットは想像力や物事を見抜く能力が高まるというパワーストーンとしても知られている宝石です。

ガーネットは比較的扱いやすいジュエリーであり、適切に手入れすれば長く使えます。普段は、柔らかい布で軽く拭くだけでよく、手入れは簡単です。

ガーネットはピアスやネックレスなどさまざまなジュエリーに用いられています。誕生日の贈り物にするなら、ぜひ検討してください。