Agooraが運営する「クレジットカードおすすめ比較隊」は2月9日、クレジットカードの後悔やトラブル経験に関する調査結果を発表した。調査期間は2022年1月24日~27日、調査対象はクレジットカードを持っており、何らかのトラブルや後悔を経験している20~69歳の個人、有効回答は300人。
新成人のクレカ利用、半数以上が反対
2022年4月より成人年齢が18歳に引き下げられることに伴い、18歳でも親の同意なしでクレジットカードを持てるようになる。
そこで、「18歳の新成人が親の同意なしでクレジットカードを所有できる」ことに賛成か反対か尋ねたところ、半分以上の54.67%が「反対」と回答。「甥や姪がちょうどその世代ですが、お金の使い方がよくわかっていないので、破産やブラックリストになる方がでそう」(女性41歳)といった声が寄せられ、特に「使いすぎそう」「詐欺に騙されそう」「結局親に支払いを依存する」という意見が目立ったという。
過去にクレジットカードによるトラブルや詐欺、後悔の経験がある人は全体の14.82%。同調査では、「今後クレジットカードを持つ新成人も、少なくとも10人に1人以上はトラブルや詐欺、後悔を経験する可能性が高い」とみている。
クレジットカードでトラブルや詐欺に巻き込まれたり、後悔した年齢を聞くと、「20代」が27.3%でトップ。次いで「30代」が23.5%、「40代」が22.5%、「50代」が15.1%、「60代」が11.6%と続いた。
トラブル内容については、1位「カードの紛失」(30.33%)、2位「情報漏えいによる不正利用」(21%)、3位「ネットショッピング詐欺」(17.67%)との結果に。
後悔したことについては、1位「リボ払いの利用」(35.3%)、2位「支払い能力を超えたカードの利用」(17.2%)、3位「カードローンの利用」(15.5%)となった。